外国人の友人夫婦に布団を用意すると「またか、、」「えっ!?」夫婦が困惑した日本ならではのルールとは?

アメリカ人の友人夫婦が、日本に旅行でやってきました。観光地を巡り、私が住む町へ来たら泊まることになっていたのです。私は彼らがやってくるのをとても楽しみにしていました。しかし彼らには、面白いけどちょっとうんざりする出来事があったようで……。

何か悪いことしたのかな?

アメリカ人の友人夫婦が、うちにやってきました。数年ぶりに会えてとてもうれしかったです。元気そうな彼らとの懐かしい再会を果たし、楽しい夕食の時間を過ごしました。会話ははずみ、深夜になったので布団を用意することに。彼らのために新しい寝具を用意しておきました。

使っていない部屋に二人分の布団を敷いて、友人を案内しました。すると「Oh No……」と言って、ハーとため息をついたのです。布団で寝るのが初めてなのかなと思いましたが、民宿にも宿泊していたそうなので、布団は初めてではないはず……。

これには気がつかなかった!

私が「どうした? 何か気に入らないことでもあった?」と聞くと、「日本での旅行中、どこへ行っても、女性はピンクで男性は水色の寝具だったから、まただって思った!」と言っていました。私が彼らのために買ってきたシーツやまくらカバーなどは、すべて薄いピンクとブルー。

「日本では男女で色が決まっているのか」と言われて、ハッとしました。子供のころから何の疑問もなく、女の子はピンクで男の子はブルーという意識で育ってきたので、疑問に思うこともありませんでした。

日本って不思議

今回アメリカ人の二人に言われたことで、初めて気が付きました。まったくの無意識だったので、なるほどなーと思いました。

「日本ではトイレとかも、女性用と男性用で分かりやすいように、ピンクとブルーで分かれているよね」というと、

「色が決まっているなんて不思議だね、日本に来てびっくりだよ」と言っていました。

日本では多くの観光地を訪れたのですが、民宿や安い旅館は布団だけでなくタオルやアメニティもピンクとブルーだったところもあったそうで、とても面白がっていました。色が分かれていることによって、一目で分かるというメリットはありますが、日本人として考えさせられた出来事でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:鈴木まさ美

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