松村北斗と上白石萌音が談笑!W主演映画『夜明けのすべて』和やかで温かいメイキング写真が公開

松村北斗と上白石萌音が談笑!W主演映画『夜明けのすべて』和やかで温かいメイキング写真が公開

NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じた松村北斗(SixTONES)と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、今回は同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる『夜明けのすべて』が大ヒット上映中。この度、撮影現場の裏側を切り取ったメイキング写真が公開された。

映画『夜明けのすべて』は、月に一度のPMS(月経前症候群)で自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さん(上白石)と、パニック障害を抱えたことで人生が一変した山添くん(松村)が、職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知り、「自分のことはどうにもならなくても、相手を“助けられることはある”」と支え合っていく日常を描いた物語。

同作を手がけた三宅唱監督は、主演の松村と上白石に直接会い、瀬尾まいこの原作小説が持つ魅力や相違点について話し合い、二人の意見も取り入れながら、脚本を完成させたという。上白石は、「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思えば、これから演じるシーンについて新しいアイディアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と、作品へのアイディアに繋がる会話までもが生まれる三宅組の充実した撮影を振り返る。

山添くんと藤沢さんは友達でも恋人でもない同志のような関係を紡ぐが、劇中にあるふたりのやりとりについて、「このやりとりだと恋愛的な要素が出てきてしまうのでは」と率直な疑問をぶつける松村とそれに答える監督の姿も見られた。演技をめぐる会話を含めた全ての会話を大切にし、チーム全体が心を開いて臨めた現場があったからこそ、本作を特徴づける “特別な関係性”を描くことができたのだろう。実際に、「恋愛じゃなくても、人は様々な関わり方で、互いにケアし合えるということを丁寧に描いていた」「恋愛規範を微塵も感じさせない主演2人の空気感が素晴らしい」など、三宅監督の演出をはじめ、松村、上白石ら出演者たちの表現力の高さに唸る観客も多く見受けられる。

さらに、山添くんと藤沢さんのこれから歩む道筋が見えてくる大事な局面となるシーンが撮影されたクランクアップの日の知られざるエピソードも。クランクイン前には、「その日その日の俳優の状態や天気にも臨機応変に対応できる、ある種の懐の深さをもって臨みたいと思っていました」と心境を語っていた三宅監督だが、その日は一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと撮影隊が待つことに。すると、『すずめの戸締まり』(2022年)で宗像草太の声を演じた松村が呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始め、一同がわっと盛り上がる場面があった。松村の祈りのおかげか、「本当に奇跡のような美しい光が差し込んできました。山添くんが持っている何かが作用したんでしょうね」と監督が振り返るほどの素晴らしい仕上がりとなり、「自転車のシーン、山添くんにとっての変化の象徴で、美しすぎて理由もなく涙がボロボロ出た」と、最も印象的なシーンとして挙げる観客も。時には自然現象に左右されながらも、スタッフ・キャスト一丸となってこだわった美しい陽の光の描写にも注目してほしい。

メイキング写真には、クランクアップ時の様子や職場である栗田科学でくつろぎながら話す松村と上白石、ベランダから指ハートを送る上白石、そして撮影の合間に笑顔でリラックスする松村の姿などが収められている。さらには、栗田科学の一員として本作に参加した光石研や久保田磨希らと楽しげな様子の上白石の姿もあり、和やかで温かい雰囲気の撮影現場を想像できる。そういった温かな空間で生み出された、ユーモアや人との繋がりによって生きづらさを乗り越えていく山添くんと藤沢さんの姿をぜひ劇場で見届けてみてはいかがだろうか。

【作品情報】

■タイトル:夜明けのすべて■コピーライト:(c)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会■公開表記:大ヒット上映中■配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース

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