ピッチ上で意識不明となったルートン主将が当時の心境を語る「ここで死ぬかもしれないと思っていた」

昨年12月の試合中に意識を失い緊急搬送されたルートン・タウンのDFトム・ロッキャーが現在の心境を語った。18日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

ルートン・タウンの主将を務めるロッキャーは、2023年12月16日に行われたプレミアリーグ第17節のボーンマス戦の試合中にピッチ上に倒れこみ意識を失った。約2分40秒の間同選手の心臓は止まっており、危険な状況だったという。ロッキャーがピッチ上で倒れたのは2度目であり、ロッキャーは昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)の昇格プレーオフの決勝戦のコヴェントリー戦でも意識を失い途中交代を余儀なくされていた。現在は、心臓に埋め込み式の除細動器を付けながら順調に回復してきているとのこと。

当時についてロッキャーは、「ハーフウェイラインまで走っていて、頭がクラクラしてしまった。『すぐに大丈夫だろう』と思ったことだけ覚えているよ。目を覚ました時には救命隊に囲まれていた」と、振り返りながら「僕はここで死ぬかもしれないと思っていた。その時も体を動かすことができなかった。」と、コメント。最悪の事態を覚悟していたことを明かした。

自身の今後については、「できることならもう一度プレーがしたい。でも、医師の指示には全面的に従うつもりだ。仮に今後プレーできなくなったとしても、子供の頃から夢見てきたプレミアリーグでゴールを決めることができた。キャリアの中で最高の瞬間を経験できたことは本当に幸運だったよ」との考えを明かし、復帰への希望共に夢であったプレミアリーグでプレーできた幸せを口にした。

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