Rソックスがヘンドリックス獲得へ 2年1000万ドルで合意との報道

日本時間2月20日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスはホワイトソックスからFAとなっていたリアム・ヘンドリックスと2年1000万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。出来高が設けられており、2年間の総額は最大で2000万ドルになる可能性があるという。また、2026年シーズンの相互オプションも付属していることが報じられている。身体検査を経て、契約成立が正式に発表される見込みだ。

今月35歳の誕生日を迎えたヘンドリックスはオーストラリア出身の右腕。アスレチックス時代の2019年にブレイクしてオールスター・ゲーム初選出を果たし、2022年までの4年間、リーグを代表するリリーバーとして活躍を続けてきた。オールスター・ゲームに3度選出されたほか、マリアーノ・リベラ賞を2度受賞。2021年にはリーグ最多の38セーブを挙げ、セーブ王に輝いた。

充実の4年間を過ごしたヘンドリックスだったが、昨年1月に非ホジキンリンパ腫の治療を開始することを公表。闘病生活を経て、4月にはがんを克服したことを公表し、5月下旬に感動的な戦列復帰を果たした。ところが、5イニングを投げただけで右ひじを故障し、トミー・ジョン手術を受けることに。昨年8月に手術を受けたため、今季の大部分を欠場する見込みとなっており、ヘンドリックス自身は7月末の戦列復帰を目標に掲げている。

レッドソックスはクローザーのケンリー・ジャンセンにトレードの噂が絶えない。ヘンドリックスが開幕から投げられるわけではないため、ヘンドリックスの加入がジャンセンの動向に直接影響を与えるわけではないと思われるが、夏場にヘンドリックスが戦列復帰したタイミングでジャンセンのトレードに動く可能性はある。また、ジャンセンは今季限りで2年契約が終了するため、レッドソックスとしては来季のクローザーを確保する狙いもあるのだろう。

なお、ヘンドリックスはホワイトソックスから契約オプションを破棄されており、バイアウトの1500万ドルを受け取ることができる。この1500万ドルは今後10年間で分割して支払われることになっている。

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