インドネシアの国家開発企画庁(バペナス)は16日、バリ州に航空産業エコシステムを構築することで、同州政府、同州ブレレン県政府、国営航空機製造ディルガンタラ・インドネシア(DI)と、合意書を締結した。DIの航空機開発や航空機の整備・修理・分解点検(MRO)、航空人材育成の拠点として整備する。
DIが製造する小型プロペラ旅客機「N219」の機体や部品開発、MRO拠点、航空サービスや人材教育・育成を段階的に整備する。
バリ州は経済変革戦略の一環で、生産性の向上と統合的な経済開発を目指している。航空産業エコシステムの構築により、高付加価値産業の発展と、インドネシア東部地域の物流ハブとしての発展が期待される。