日本時間２月20日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースはパドレスからＦＡとなっているブレイク・スネルに対してオファーを提示しているようだ。ヤンキースとスネルに関しては、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が「ヤンキースは引き続きスネルに対して強い興味を持っている」と報じていた。なお、フェインサンド記者はスネル争奪戦について「エンゼルスとジャイアンツも昨季のサイ・ヤング賞投手を獲得する可能性を残している」と伝えている。
今オフ、ヤンキースは課題の先発補強としてマーカス・ストローマンを獲得したが、山本由伸の獲得に失敗したあと、ストローマンの獲得に動く前に、スネルにオファーを提示していたことが明らかになっている。このときのオファーは６年１億5000万ドルであることが報じられており、ヤンキースはカルロス・ロドン（６年１億6200万ドル）を上回るオファーを提示することも検討していたようだ。なお、ヤンキースが現在、スネルにどんな条件を提示しているのかは明らかになっていない。
２億ドル超えの超大型契約を狙っているとみられるスネルだが、各球団のキャンプがスタートし、シーズン開幕が近づくなか、希望通りの契約を得られる可能性は低くなってきた。契約が遅れると、シーズン開幕までの準備期間が足りなくなってしまうため、スネル陣営（代理人はスコット・ボラス氏）も妥協を迫られる時期に差し掛かっている。年俸を妥協できないのであれば、契約年数を妥協してオプトアウト付きの短期契約を結ぶという選択肢も出てくるだろう。
エンゼルスは大谷翔平に代わるエースが不在のため、スネル獲得を狙っていることが報じられている。また、ジャイアンツはアレックス・カッブとロビー・レイを開幕から故障で欠くため、エースのローガン・ウェブに次ぐ先発投手が不在であり、スネル獲得に動く可能性があるとみられている。昨季のサイ・ヤング賞投手は最終的にどのチームを新天地に選ぶのだろうか。
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