ロッド・スチュワート、音楽カタログを1億ドル近くで売却

ロッド・スチュワート(79)が自身の音楽カタログを売却した。1億ドル(約150億円)に近い額で音楽業界の重鎮アーヴィング・アゾフの会社アイコニック・アーティスツ・グループの手に渡ることとなった。

『マギー・メイ』『ステイ・ウィズ・ミー』『ユー・ウェア・イット・ウェル』『胸につのる想い』『アイム・セクシー』といったヒット曲を含むカタログ売却について、ロッドはウォール・ストリート・ジャーナル誌にこう話す。「今年は僕の音楽業界60年目を記念する年だ。いいタイミングだし、アーヴィングとアイコニックにいる彼のチームとの素晴らしいパートナーシップを組めたことを幸運に感じている。僕の人生を賭けた作品、未来の遺産を任せることができる」

一方アイコニックのチェアマン兼CEOのアーヴィング・アゾフはこう話す。「我々の時代の最も著名なシンガーソンググライターの1人をアイコニックのファミリーに迎えることを非常に嬉しく思う」「(投資会社の)HPSとの新たなパートナーシップが、このような巨大な契約をするリソースと柔軟性を我々にもたらし、レジェンドアーティストたちとその遺産に関する継続的な成功が可能となっている」

そんなロッドは昨年6月にヒプノシス・ソングス・ファンドによるカタログ買収をキャンセルしていた。ブルース・スプリングスティーン、ジャスティン・ビーバー、リンジー・バッキンガムらのカタログを所有する同社のメルク・メルキュリアディスCEOとの2年間に渡る交渉が決裂、「私のカタログ、キャリア、遺産を管理する会社として相応しくないと判断した」と当時ロッドは声明を発表していた。

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