第77回英国アカデミー賞（BAFTA）の授賞式が18日（日）に開催され、『オッペンハイマー』が最多7部門に輝いた。「原爆の父」と呼ばれる米物理学者ロバート・オッペンハイマーを描いた同作品は、作品賞をはじめ、クリストファー・ノーランが監督賞、タイトルロールを演じたキリアン・マーフィーが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jrが助演男優賞を獲得したほか、楽曲賞、撮影賞、編集賞とノミネート13部門中7部門を制した。またアニメ映画賞には、宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』が選ばれた。
ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』も健闘、エマ・ストーンの主演女優賞ほか、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ ヘア賞、視覚効果賞を受賞した。
また『関心領域 The Zone of Interest』が、英国作品賞、非英語作品賞、音響賞と3賞に輝いた一方、『ザ・ホールドオーバーズ』がダヴァイン・ジョイ・ランドルフの助演女優賞とキャスティング賞を獲得した。
ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催された同授賞式は、主催した英国映画テレビ芸術アカデミーのプレジデントであるウィリアム皇太子出席のもと、映画「ハリー・ポッター」シリーズやドラマ『ドクター・フー』で知られる俳優のデヴィッド・テナントが司会を務めた。
