「文体」後継の「横浜BUNTAI」4月開館 「ゆず」がこけら落とし公演

4月1日に開館する横浜BUNTAI。市民意見の募集を経て名称が決まった(横浜市提供)

 「文体(ぶんたい)」の愛称で親しまれてきた横浜文化体育館の後継となるメインアリーナ施設「横浜BUNTAI」(横浜市中区)が完成し、4月1日に開館する。市と指定管理者のYOKOHAMA文体(代表企業・電通)はオープンに先立ち、3月23日に記念式典を開催。市民2千人を招待する。

 同館は文体の再整備事業で2022年1月に着工し、今年1月までに完成した。地上3階建てで、最大5千人の観客を収容できるメインアリーナ(約2500平方メートル)と体育室(700平方メートル強)、カフェなどで構成している。

 用途は幅広く、コンサートやプロバスケットボールの試合開催といった興行利用をはじめ、アマチュアのスポーツ大会や市民の一般利用が可能となっている。4月6、7日には、こけら落とし公演として横浜出身の人気デュオ「ゆず」がステージに立つ。

 開館記念式典では、地元の社会人チームや中高生がマーチングバンドを披露。縦4.9メートル、幅26.4メートルという常設の大型モニターもお披露目し、半世紀以上にわたる文体の歩みを映像で紹介する。

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