前回の話
「昨日はすみませんでした!」と素直に謝るハルトさんに「気づいたハルトは偉い。すぐに一歩前進できる。誇っていいと思う」と先輩風を吹かせる学さん、「気遣いができる人間になります!」とやる気に満ちたハルトさんが去った後で、「やばいのは俺だ・・!汗」と焦るのでした・・。
うちの夫は「食いつくし系」でした[23完]ごめん。俺、本当に幼稚だった
ガチャッ
「・・・ただいま」
「おかえり~」
「あ、あのさ奈々子・・」
帰ってくるなり奈々子さんに声を掛けた学さんは、
「今まで本当にごめん!」
と謝りました。
突然のことに
「へっ?」
と驚く奈々子さん、
その後、学さんは今日会社で起こったことを奈々子さんに話したのでした。そして・・
「俺、本当に幼稚だった・・ごめん」
「学・・」
「奈々子は、いつも言ってくれてたのに、ハルトが言われているのを見るまで、俺全然理解できてなかった」
そう語る学さんに、
「私が何度言っても通じないから、本当に悲しかったよ・・。でも、気づいてくれてよかった」
と答える奈々子さん、
「これからは、言われたことをちゃんと考えるから・・。これからもよろしくお願いします」
そう話す学さんに
「・・・厳しくいくからね」
と答える奈々子さん、
「はい!」
と学さんが返事をすると
ガチャッ
「パパおかえり~」
「ただいま、りく!」
扉が開いて部屋から出て来た陸くんと挨拶を交わす学さん、そんな2人のやり取りを見ながら奈々子さんは・・
会社の出来事で学が急に変わったのはうれしかったけど・・自分の言葉では通じなかったところにちょっとモヤモヤが残ってる・・。
でも、身近にいるからこそ、お互い甘えが出たりして、うまく伝わらないこともあるのかな・・
そんな風に思ったのでした。そして、
「みんな揃ったし、ご飯にしよっか」
「は~い!」
みんなで食事をすることに。
食事の支度をしながら奈々子さんは・・
夫婦といっても元は他人。
育ってきた環境や、価値観は違うけど、ぶつかりながらでも少しずつ合わせていけるといいな・・
学さんとの夫婦関係を、そんな風に考えていたのでした・・。
完
次回ママ広場オリジナルマンガは「自称グルメの勘違い」です。お楽しみに!
[1]夫「お袋の味とは違う」手作り料理に繰り返される言葉が辛い。自称グルメの勘違い
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※ストーリーは実話を元にした創作マンガです。
※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本・編集:ママ広場編集部 作画:dechi