神戸でプラスチックのリサイクルを学ぶイベント、300人参加

プラスチックのリサイクルについて学ぶ参加型イベント『神戸プラスチックネクスト in コープこうべ』が2月17日、「コープデイズ神戸北町」(神戸市北区)でおこなわれ、約300人の地元民が来場した。

「つめかえパックリサイクル学習ブース」の様子(2月17日・神戸市北区)

2021年10月、神戸市が小売・日用品メーカー・リサイクラー(再資源化事業者)とタッグを組んで始動した、リサイクル・プロジェクト『神戸プラスチックネクスト~みんなでつなげよう。つめかえパックリサイクル~』。シャンプーや洗剤など日用品の使用済みつめかえパックを分別回収し、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」を目指している。

「さまざまなプラスチックのリサイクルについて、楽しく学んでほしい」という思いから企画された今回のイベント。学習ブースでは、使い終わったつめかえパックが資源としてまわり続ける仕組みについて解説され、参加者からは「つめかえパックをなぜ回収するのか理由が分かった」「回収された後にどうなるのか知らなかったので勉強になった」などの声が上がっていた。

「プチプチ(R)ポンチョ」を作った子どもたち(2月17日・神戸市北区)

また災害などいざというときに使える「プチプチ(R)ポンチョ」などの工作(川上産業)、多種多様な海ごみのキャラクターたちと一緒に海洋ごみ問題やリサイクルについて学ぶ「海洋ごみ学習カードゲーム」(ごみの学校)など、さまざまな体験がおこなわれた。

主催の「生活協同組合コープこうべ」SDGs推進部・環境推進の松井清武さんは、「元々はつめかえパックのリサイクルの認知拡大イベントでしたが、ほかのプラスチックを扱っておられる企業・団体にも声をかけて大きな形でのプラスチックについて考えるイベントができたことは、次につながる大きな試みになったと思っています。つめかえパックの認知拡大イベントとしては、次に(ほかの参画企業へ)バ トンを渡せるように、しっかりとつなげていきたいと思っています」とコメントした。

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