「要望が通る、通らないの違いは何?」西岡良仁が不可解な大会スケジュールに疑問<SMASH>

男子テニスの西岡良仁が、自身のX(旧ツイッター/@yoshihitotennis)を通じてツアー大会の日程に関する不可解なルールについて疑問を呈している。

今週は「ミフェル・テニス・オープン・テルセル・オッポ」(2月19日~24日/メキシコ・ロスカボス/ハードコート/ATP250)に出場の西岡。1回戦は予選を勝ち上がったフラビオ・コボッリ(イタリア)と対戦する。

当初の予定では1回戦が19日の実施だったが、「相手がイタリアの選手になったため火曜日に変更」となったようだ。「コボリ選手の場合だけ火曜日に変更すると言われてて、その理由が彼が金曜日に試合をしてそのまま予選をやってきたから」と経緯を明かしつつも、「確かに(スケジュール的に)大変やから全然理解出来るんやけど、なんでその要望が通るのか。たまたま通っただけ?」と納得のいかない様子。
西岡が今回の決定に対して、おかしいと感じるのには理由があった。

「昔ロスカボスでベスト8で負けて速攻移動して、トロント・マスターズ予選の試合日に到着して予選やって勝ち上がって、本戦も翌日試合させられたことある。んで抗議したけどダメって言われて途中棄権か負けたかの記憶ある。この要望が通る通らないの違いは何?僕前の二週間要望受け入れてもらってないです」と対応の違いについて言及した。

なお、「金曜日に試合した人は翌週の大会では火曜日に試合する事が出来る」というルールはあるようだが、「まあ僕はそれすら受け入れてもらえなかった事有りますが、先週では放映のためにドイツ選手が前週金曜日に試合したのに月曜日に予定を組まれリタイアしていました。ルールのラインがよく分からない」とこぼす。

大会のルールや待遇などは改善されていることも多いが、まだまだ大会によってはグレーな部分も多いようで、エントリーする選手から不満の声が上がることは少なくない。フェアな条件で大会に臨む。そのためにも誰もが納得できる明確な基準作りが必要だろう。

構成●スマッシュ編集部

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