岩手県野田村教委(菊地理教育長)は16日、野田中(菊池勉校長、生徒91人)で野田小6年生を対象にした和太鼓ワークショップを初開催した。東日本大震災後から続く野田中の創作太鼓の演奏を児童にも広げ、小中連携で復興教育に結びつける。野田小は2025年度に野田中の隣に移転する予定。開校式での合同演奏を目指し、24年度からは小中両校で太鼓の音が響き渡る。
ワークショップには、24年度入学予定の野田小と久喜小(久慈市)の6年生22人が参加した。初めに野田中2年生26人が演奏する「野田中囃子(はやし)」を鑑賞。迫力ある太鼓の音に、児童は引き込まれた様子だった。
野田中生に演奏を指導してきた宮城県美里町の作曲家佐藤三昭(みつあき)さん(56)と、佐藤さんの太鼓演奏仲間で北海道七飯町の童話作家高橋理沙さん(37)が講師を務めた。