長崎愛全開

 「雑踏警戒でDJポリスが出ていたんですけど、みんなが『お疲れさまでーす』って声をかけるんです。お巡りさんも『ありがとうございまーす。しっかり前を見てお帰りくださーいっ』って、やっぱり楽しそうで」▲とても穏やかでハッピーな空間でした…以上、17日付の本欄でちらりと紹介した幸運な同僚の“現地報告”から。長崎ランタンフェスティバルの皇帝パレード特別版は長崎の街じゅうを興奮と笑顔に包んで終了▲印象的だったのは主役の二人もまた、パレードを満喫しているように見えたこと。皇帝役の福山雅治さんが観衆の姿をカメラに収め、仲里依紗さんの皇后も小型の機材を手に「ユーチューブ撮ってるよーっ」▲トークイベントでは「お声がけしたら快諾いただいて」と福山さんが舞台裏を明かし、ドラマ撮影で多忙な仲さんも笑って「(スケジュールを)こじ開けました」▲「胸を張って長崎出身と言いたい」「この街のさまざまな物語をかみ締めてもらえると、味わいがより奥深く」「県外の皆さんの『第二のふるさと』になれたら」-長崎愛が全開の2人のトークは、文字で読み返すだけでも胸が温かく詰まる。ああ、行数が足りない▲「春の嵐」が襲った昨朝の県内。土曜日の青空にもう一度感謝しながら新しい1週間が始まった。(智)

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