Takaya Yamaguchi
［東京 ２０日 ロイター］ - 鈴木俊一財務相は２０日、今月下旬に予定される２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議に出席できるかどうか問われ、「参加することは容易ならざる状況」との認識を示した。同日午前の閣議後会見で語った。
鈴木財務相は出席の可否について「今時点では決まっていない」と断ったうえで、「（２０２４年度予算案の審議日程が）後ろにずれて厳しい状況になり、私が参加することについては、なかなか容易でない状況になりつつあると考えている」と述べた。「Ｇ２０の重要性は強く認識している」との考えも併せて述べた。
為替相場に関しては「国内外の経済・財政状況、国際収支、金融政策の動向、投資家の予測やセンチメントなど様々な要因によって決定されるもの」とし、足元の変動要因について「一概に申し上げることはできない」と語った。
会見では、引き続き「為替市場の動向を高い緊張感をもって注視していく」との考えも示した。株高に対する具体的言及は避けた。
