水上恒司と夏帆が山下智久主演「ブルーモーメント」にレギュラー出演。最前線で人々を救うレスキュー隊員と医師役

水上恒司夏帆が、フジテレビで4月スタートする連続ドラマ「ブルーモーメント」(水曜午後10:00、開始日未定)に出演することが発表された。水上は有能なレスキュー隊員、夏帆は神の腕を持つ訳ありの脳外科医として登場する。

主演・山下智久、ヒロインを出口夏希が務める「ブルーモーメント」は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命懸けで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。原作は、現在「COMIC BRIDGE」(KADOKAWA)で連載中の小沢かな氏による同名コミックだ。“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。ブルーモーメントを見られることは、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味している。

水上が演じるのは、東京消防庁・消防救助機動部隊に所属する優秀なレスキュー隊員・園部優吾。SDM本部のチーフで気象研究官の晴原柑九朗(山下)の亡き婚約者のいとこでもある。父の実家は衆議院議員を代々輩出する名家のため、何不自由なく育ってきたが、中学生の頃、奥多摩に山岳部で登山した際に遭難。その際、レスキュー隊員の佐竹尚人に救われたことでレスキュー隊員に憧れを抱き、志願した。やがて優秀なレスキュー隊員へと成長を遂げ、佐竹がSDM消防班統括責任者に選ばれると、部下である優吾も参加することになった。だが、過激な進め方をする晴原と対立することも多々あり、一人っ子の優吾にとって晴原の婚約者は姉のような存在で強く憧れていたため、彼女と婚約した晴原に強い対抗心を抱いている。

人命を守るために奮闘する優吾役に決定し、水上は「天気についての知識があったらよさそうだな、勉強したいな、と思っていた時にオファーをいただきました。台本を読んでいるだけでも学びのある部分がたくさんあります。緊張感を持ちつつ、一生懸命頑張りたいと思っています」と真摯(しんし)な姿勢を見せる。

初のレスキュー隊員役については「セリフの中に『自分自身が生きて帰ることが何よりも大事なこと』と出てくるのですが、初めてレスキュー隊員を演じさせてもらうので、本当にそれが一番大事なのか、レスキュー隊員は誰のためにやる仕事なのか、どんな人たちとどんなことをするのか…。監修の方たちとお話しながら見つけていきたいと思っています。最終的に、こんな人がいてくれたらいいなと思ってもらえるような園部優吾をつくっていきたいです」と述べ、意気込みを表する。

加えて、山下との初共演にも触れ、「どんな晴原をつくってこられるのだろうと、とても楽しみです。第1、2話で優吾が晴原に対してぶつける言葉が、作品にとっても晴原にとっても非常に大事なセリフになっていくので、最初から勝負を懸けて頑張りたいと思っています」と力を込める。

そして、「2024年の元日から大変なことが起きた日本において、この作品を世に出していく意義を考えながら撮影していこうと思います。エンターテインメントというものが直接何かを救えるようなものではないということは分かりつつも、その力を信じて、見てくださる方々が『明日も頑張ろう』『こんな人たちが本当にいてくれたらいいな』と思ってもらえるように、そして、本当にSDM本部のような部隊を作ってもいいのかなと思わせられるような作品にしていけるように頑張ります」とアピールしている。

一方、夏帆は、天才脳外科医・汐見早霧役を担う。若くして神の腕を持つも、病院内で起きたある出来事をきっかけにメスを握れなくなってしまう。神の腕を失った結果、総合診療科への異動を命じられてしまった早霧だが、高難度の手術で命を救うことが、自分の存在価値だと思ってきたため、まだ現実を受け止めきれていなかった。そんな中、病院で居場所がなく、専属の医師を必要としていたSDMに派遣される。災害医療にモチベーションが湧かない早霧だが、天候を読んで人々を救おうと奮闘する晴原たちの様子を目の当たりにする。

ドラマのオリジナルキャラクターとなる早霧役で、初の医師役に挑戦する夏帆は「医療用語が並ぶセリフや所作など、初めて経験することがたくさんあります。台本を読んでいてもまだ自分が演じている姿が想像できませんが、未知の世界に飛び込めることに、とてもワクワクしています」と目を輝かせる。

演じる早霧については「どこかミステリアスでクールなキャラクターですが、その中にある人間らしさを大切に演じていきたいと思っています。自分の使命は医療と関わっていく中で人を助けることだと思っているけど、あることをきっかけにメスを握れなくなった彼女が、どんなふうに成長していくのか私も楽しみですし、見てくださる方も楽しみにしていただけたらうれしいです」と思いを伝える。

山下とは初共演となるが「昔からドラマや映画などで拝見していたので、共演させていただけることがとてもうれしいです。座長の山下さんに精いっぱいついていきたいと思います」と話し、「ドラマの登場人物たちと同じように、これから3カ月間、私自身も大きなものに立ち向かっていくような心境です。皆さんに楽しんでいただける作品をお届けできるように、最後まで誠心誠意演じていきたいと思います」とコメントしている。

ドラマを手掛ける高田雄貴プロデューサーは「晴原ら気象班が天気を読み、そのバトンを受け取って最前線で人々を救うのがレスキュー班・園部優吾と医療班・汐見早霧です」とキャラクターを説明。

また、「若くしてSDMに抜てきされた超優秀なレスキュー隊員・園部優吾を演じていただくのは、“瞳に炎が宿る俳優”水上恒司さん。クールな晴原とぶつかる熱い男・優吾は水上さんをおいて、ほかにいらっしゃいません。その熱さにたがわない徹底した役づくりで、クランクインの時にはもともとたくましかった体が、さらにたくましくなられ、レスキュー服がぴったりでした! どハマり役と言っても過言ではない水上さん演じる園部優吾にご期待ください」と現場でのエピソードを明かした。

続けて「翼を折られた天才医師・汐見早霧を演じていただくのは、卓越したお芝居とりんとした美しさを兼ね備える夏帆さん。姉御肌でありながら、ふとした瞬間にはかなさも見せる医師・早霧も最初から夏帆さんがイメージでした! 意外にも医者役は初めてでいらっしゃいます。多種多様な顔を見せてくださる夏帆さんですが、今回は特に“カッコいい夏帆さん”をぜひお楽しみに!」と、それぞれのキャスティングに自信をのぞかせている。

© 株式会社東京ニュース通信社