芳賀町、町民接遇マニュアル見直し 強化月間の2月、聞き取りや説明丁寧に

 【芳賀】町は職員の町民に対する接遇のマニュアルを見直し、2月を強化月間として丁寧な聞き取りや分かりやすい説明に力を入れている。若手、中堅を中心に各課から12人を委員として集め、25ページの手引きの内容を修正した。

 マニュアルは非公開だが、服装や髪形といった身だしなみから、庁舎内の整理整頓、町民から話をうまく引き出す聞き方、質問の仕方、電話対応などを職員に再教育する。一方で、声を荒らげたり、長時間役場で過度な要求をし続けたりする町民に対し毅然(きぜん)と対応することも職員に求める。

 町によると、役場内で一部接遇が緩んでいると見受けられるような雰囲気があったという。昨年4月に当選した大関一雄(おおぜきかずお)町長が、職員の町民との接し方に重きを置いていることもあり、見直すことにした。

 町は「職員一人一人の窓口や電話での応対、言葉遣いが町のイメージに直結する」として職員間の温度差や意識の差がなくなるよう、研修を重ねていく。

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