観月ありさが文部科学大臣・紫式部として入閣 映画『もし徳』追加キャスト発表

7月26日(金) に公開される映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の追加キャストが発表された。

『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は、2021年に出版されると「もしも徳川家康が総理大臣だったら、今の日本をどう導くのだろう?」という設定が話題になり、発行部数14万部を突破するヒットを記録した眞邊明人による同名ビジネス小説が原作。テレビ局政治部の新人記者として、最強内閣のスクープを狙う主人公・西村理沙役を浜辺美波が演じるほか、内閣官房長官・坂本龍馬役で赤楚衛二、内閣総理大臣・徳川家康役で野村萬斎、経済産業大臣・織田信長役でGACKT、財務大臣・豊臣秀吉役で竹中直人が出演する。

このたび追加キャストとして、農林水産大臣・徳川吉宗役を髙嶋政宏、総務大臣・北条政子役を江口のりこ、厚生労働大臣・徳川綱吉役を池田鉄洋、外務大臣・足利義満役を小手伸也、法務大臣・聖徳太子役を長井短、文部科学大臣・紫式部役を観月ありさが務めることが明らかとなった。

■髙嶋政宏 コメント まず、なんと言っても、これだけありえない話をひょっとしたら、ありえるかもに仕上げた武内監督はじめスタッフの皆さんの経験と技術そしてセンスに驚愕を禁じ得ません。元々、『翔んで埼玉』の超大ファンだった僕。ちょうど行きつけのカジュアルイタリアンに向かって赤坂を歩いてた時、ピロリンと鳴ったLINEで、キャスティングされたことを知った瞬間はTBSに聞こえるんじゃないかって言うくらいの大声で「やった〜!!」と叫んでしまいました! 冷静に考えるとホントに奇想天外な話なんですが現場は超マジ! ちょっとでもイメージと異なると、武内監督から「違う! 違う! もう1回!」となり、その都度、もっとテンションを!とか、もっとこんな感じで!の演出が入る良い意味で緊張感のある現場。徳川吉宗公と言えば僕が京都の太秦で時代劇の連ドラをしょっちゅうやっていた頃、リアルタイムで松平健さんが暴れん坊をやっていた時期。そりゃ興奮しましたよ! だって、あーた、いつかやれたらな〜とずっと思ってた役なんですもん! 今回は暴れん坊ではありませんが、あの扮装が出来て感無量でした。お客様に楽しんでもらいたいのはもちろんですが、いま公開を1番楽しみにしてるのは僕ら俳優陣なんです! それだけ胸ワクワクなんです! あ〜待ち遠しい〜!

■江口のりこ コメント まず台本を読んだとき「なんだこれは!」と、物語のスケールが大きすぎて、自分が演ることのイメージがなかなか掴めなかったのですが、扮装統括の柘植伊佐夫さんのお力で素晴らしい衣装やメイクに決まり、偉人役の方々とお会いしていくうちに、すんなりとこの映画の世界に入ることができました。
何よりも現場で武内監督が頼もしかった! 令和に生きる北条政子を楽しんで演じることができました。
一緒に時間を過ごした偉人の方々のことは今でも愛おしい気持ちでいっぱいです。
皆様、是非劇場でご覧になって下さい。よろしくお願いいたします。

■池田鉄洋 コメント 復活した偉人たちもさることながら、それを演じる俳優陣も、豪華絢爛&超個性的。撮影現場はさながら異種格闘技戦のようで、思わず見入ってしまいました。特に信長、秀吉、家康が並んだ閣議室は、空気がずっしりと重く感じられるほど……。そんな濃厚な俳優陣をまとめ上げる武内監督は権謀術数に長けた名軍師に違いありません。
私が演じる徳川綱吉は、近年再評価されて、実はかなりの名将だとか。犬公方のイメージを覆す胸アツ(?)展開にも、ご注目ください。濃厚俳優と対峙するのは、みんな大好き浜辺美波さん。彼女が『濃厚映画』にさわやかな風を吹かせます。その姿はまさに爽快のひと言! 最高です。

■小手伸也 コメント オファーを頂いた際は、まさに大河ドラマの撮影中で、徳川家康公との強いご縁に不思議な感慨を抱きました。しかもこちらの家康は野村萬斎さん! 僕の中では完全に今川義元だったんですけどね(笑)。
足利義満の坊主頭も実は大河で僕の禿頭を担当した特殊メイクの皆さんで、相変わらず2時間かかって完成した今回の義満のビジュアルもかなりクドいはずなんですが(笑)、錚々たる「偉人内閣」の面々に比べれば些細な個性です。まさに「偉人アベンジャーズ」と言うべき豪華な出演陣と肩を並べることができて大変光栄な現場でした! 武内監督の「真剣なコメディ」というポリシーに従い、超攻撃的布陣でお届けする今作。笑い以上の何かが皆様の心に刺さるはずです!

■長井短 コメント オファーがきたときの最初の気持ちは「合ってる?」でした。私女だけど……っていう。一体何を企んだら私に聖徳太子をやらせようと思うんだろうと思い、衣装合わせが待ちきれなかったです。「次どんな役やるの?」って質問に「おじさん」と答えるのが楽しかったです。聖徳太子は錚々たる偉人たちの中で最も遠い過去から来た人物ですので、尊敬する先輩たちに囲まれていることを忘れようと必死でした。「私の方が先輩だかんな」と心の中で呟き続けました。小さく丸まった聖徳太子じゃやだもんな。
脚本は「自分の頭で考える」ということの大切さが伝わってきて、とても面白かったです。例え同じ結論に達するとしても、自分で考えたのか、それとも人に流されたのかでは、手元に残るものは大きく違うはずです。常々自分にも問いかけているテーマだったので、作品に関われることが嬉しかったです。
武内監督からは、沢山の人が関わる映画作りの場において、ご機嫌でいることがどれだけ大切なことか学ばせていただきました。「監督」って役職をカーペットみたいに床に敷いて、その上で踊ってみせちゃうみたいな、朗らかでチャーミングな方でした。
この作品は、どの瞬間どこを見ても派手です。ここまで目が離せない映像はそうそうないんじゃないかと思います。お祭りみたいな映画ですが、そのお祭りの中に、強いメッセージが込められています。そこに触れるか、触れないかはお客様次第で、だからあなた。わざわざここまでを読んでくれているあなたにとっては、楽しいだけで終わらない映画になることを願っています。

■観月ありさ コメント まさか私が紫式部を演じる日がくるとは思いませんでした。原作小説に紫式部はいないのですが監督の発案で登場することになったそうです。文部科学大臣として、現代に蘇った紫式部を演じるにあたって、妖艶で華やかさを兼ね揃えながらも面白く、みなさんに楽しんでいただけるよう意識しました。
そして紫式部ならではの衣装「十二単」は、とても綺麗な半面、身に着けると身動きが取れないので芝居をするのも一苦労! びっくりするほどの重量で身体が壊れないか心配でした(笑)。 武内監督とご一緒するのは今作で3作目。演出のイメージがはっきりしていて、芝居についてのリクエストが的確なのでとても頼れる監督です。そんな監督の作品で、本当に華やかな出演者の方々と共に偉人ジャーズとして参加できてとても光栄です。個性が濃い偉人たちが並んでいる姿も見どころのひとつ。
楽しく観て頂けると嬉しいです。

■武内英樹監督 コメント ついに偉人内閣が勢揃い! 言うなれば脂多め・味濃いめ・麺かた・全部乗せのラーメンみたいな内閣です!
髙嶋さんは吉宗の扮装がしっくりきていて偉人のリアリティを作品にもたらせてくれましたし、江口さんは政子像の威厳と迫力を存分に発揮していただきました。特にキャラ強めのおふたりもすごい! 池田さんは綱吉の「有能な将軍」、小手さんは金閣寺を作った義満の「バブルな感じ」を的確にとらえた芝居に加え、おふたりならではのコミカルな演技が光っています。そして、注目は原作には登場しない映画オリジナルの偉人、紫式部と聖徳太子。トラディショナルな美しさの象徴である十二単、その衣装にも負けない存在感と才気を合わせ持つ観月さんは紫式部のイメージにぴったり&まさに偉人内閣の華!
また、飛鳥時代まで遡る事で日本の歴史の深さや長さを感じて欲しく、長井さんには偉人内閣のスパイスとしてコケティッシュで不思議な魅力を持つ太子を演じて貰いました。
アベンジャーズなどのヒーロー映画を観た時のワクワク感、汚職も忖度もないAIゆえの高潔さ、こんな内閣に日本の政治を司って欲しいと私自身が純粋に思いました。
1200年を超えて集結した日本のオールスター内閣、それぞれの時代をくぐり抜けた偉人たちの想いが伝わると嬉しいです。

<作品情報>
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

7月26日(金) 公開

公式サイト:
https://moshi-toku.toho.co.jp/

(C)2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会

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