気温変化に注意 関東も夜は風冷たく あす21日(水)は真冬の寒さに

 きょう(火)午後は、西日本や北陸で雨の降る所が多く、東日本の太平洋側も天気が下り坂に向かいそうだ。日本海側はきのうより大幅に気温が低く、午後はさらに寒さが浸透する見込み。関東や東海は初夏の気温となる所もあるが、この方面も夕方以降は気温が下がってきそうだ。各地とも、服装選びや体調管理に注意が必要となる。

気温急降下

 きのうは北日本を中心に、200地点以上で2月1位の高温記録を更新したが、寒冷前線が通過したきょう(火)は日本海側から気温が下がってきている。これから今夜にかけても、北日本の日本海側や北陸を中心に、気温の下がり続ける地域が多くなりそうだ。大きな気温の変化に加えて、雨や雪が降って暗い状態の続く地域もあるため、心身ともに何かと影響が出やすいと思われる。

 東日本の太平洋側は5月中旬~6月上旬並みの気温で、東京都心は昼過ぎにかけて23℃前後まで上がる見込み。ただ、きのうから湿度が高めの状態が続いていて、2月らしからぬ状況に戸惑っている人が多いかもしれない。夕方以降は雨の降り出しと共に、急に気温が下がるので、レインコートがあると重宝しそうだ。

寒くて仕方がない

 あす21日(水)北日本や北陸で一段と気温が下がり、北海道は最高気温が0℃未満の真冬日の所が多くなりそうだ。東・西日本は雨の降る所が多く、東京都心は日中、気温が9℃前後と寒い状態が続く見込み。22日(木)にかけても広い範囲で雨が降り、東・西日本は雨量が多くなるため注意が必要だ。

 23日(金・祝)も、全国的に気温が上がりにくい見込み。関東は23日(金・祝)と25日(日)~26日(月)に冷たい雨、場合によっては内陸を中心に雪が降る可能性もあるので、念のため今のうちから注意しておきたい。

(気象予報士・高橋和也)

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