カブスが実績のある左打者を獲得 ペラルタ&スミスとマイナー契約

日本時間2月20日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、カブスはドジャースからFAとなっていたデービッド・ペラルタ、ナショナルズからノンテンダーFAとなっていたドミニク・スミスの2選手とマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。両選手ともロースター外の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加し、開幕ロースター入りを目指すことになる。なお、スミスはメジャー昇格時の年俸が175万ドル、出来高を含めて最大350万ドルであることが報じられている。

現在36歳のペラルタはダイヤモンドバックス時代にシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を1度ずつ受賞した実績を持つベテラン。ドジャースへ移籍した昨季は主に対右腕用のプラトーン要員として起用され、133試合で打率.259、7本塁打、55打点、4盗塁、OPS.675を記録した。出塁率が3割を切り、OPSもキャリアで初めて7割に届かないなど、30代後半を迎えて年齢による衰えが目立ち始めている。

一方、現在28歳のスミスはメッツでプレーしていた2020年に60試合制の短縮シーズンで打率.316、10本塁打、42打点、OPS.993の好成績を残し、MVP投票で13位にランクイン。しかし、それ以降は目立った活躍ができず、2022年11月にメッツからノンテンダーFAとなった。昨季はナショナルズで自己最多の153試合に出場したが、打率.254、12本塁打、46打点、OPS.692と平凡な成績。2年連続でノンテンダーFAとなり、今オフはメジャー契約を得ることができなかった。

カブスはコディ・ベリンジャーと再契約を結ぶ可能性を残しているものの、現状では野手陣の補強はドジャースからマイケル・ブッシュを獲得したのが目立つ程度。ペラルタが控え外野手または指名打者要員、スミスも控え一塁手または指名打者要員としてロースターに入り込むチャンスは十分にある。もちろん、そのためにはオープン戦で結果が求められることになるだろう。

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