「定時1時間前に出社しなければ遅刻」のルールに「それはおかしい」と異議を唱えたら、さらにひどい対応をしてきた会社

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悪しき慣習や謎ルールのある職場で働いたことはあるだろうか。熊本県の50代後半の女性(医療・福祉・介護/年収700万円)が勤める職場では、タイムレコーダーの上に「2人同時に同じ日には休まない」と、社長の名前入りでパウチされているらしい。

ルールとして周知徹底していれば、わざわざ掲示する必要もないはずだし、同時に休まれて困るなら人材を確保すればいいのではないだろうか。これでは出退勤のたびに、モヤモヤとした気持ちになりそうだ。「職場のやばいルール」のアンケートに寄せられた、ほかの回答も見てみよう。(文:林加奈)

「毎月中途入社が入ってくるが、ここ3年で続いている人は1人もいません」

北海道の30代前半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)は、

「始業時間の『1時間前に出社しなければ遅刻』ルール。当然のように手当もなし、終業時間を前倒しするといった対応もせず『終業時刻まで退社禁止』。それはおかしいよね、と確認した期は、賞与の7割カットの対応をされた」

と訴える。明らかな違法行為を指摘しただけで賞与の大部分をカットされるなんて、そこで働く人にとっては恐怖でしかない。転職を考えたほうがいいかもしれない。
また、営業職の30代前半の男性(千葉県/年収400万円)の職場では、

「毎日ノルマがあり、ノルマが達成できないと『昔はノルマ達成できないと家に帰るなって言われてたのに、今の新人は楽だよねー』と詰められる。毎月中途入社が入ってくるが、ここ3年で続いている人は一人もいません」

と明かす。たとえ社長や上司が「やばいルール」を作ったとしても、それに従う人たちがいなければ成り立たない。そのことを働く人たち一人一人は忘れないでほしい。

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