神谷浩史が怪談の朗読に“ほぼ”初挑戦! 岡本信彦、野水伊織と冬の札幌に集合

NHKラジオ第一(R1)では2月23日に「九丁目怪談会」(午後9:05、北海道ローカル)が放送。「さっぽろ雪まつり」開催の札幌で、声優の神谷浩史岡本信彦、北海道・札幌出身の野水伊織、怪談師の匠平が、北国に伝わる怪談の数々を迫真の語りで伝える。

2月4日にNHK札幌放送局で「『九丁目怪談会』~氷点下の怖さ・人気声優が語る冬の怪談~」と題し、島田秀平、小川華果がMCを務め、公開収録が行われた。今回は、「さっぽろ雪まつり」期間中の札幌が舞台。雪が舞い、凍てつくような寒さの中、NHK札幌放送局では、全国各地から150人の観客が集まり、聞く人々の心まで“氷点下”へと導く怪談トークライブとなった。

ここは恐怖の九丁目…。厳しい雪国の自然への畏怖、寒さに立ち向かってきた人々の悲哀が込められた、北国に伝わる怪談の数々を、人気声優たちが届けるというもの。

公開収録のトーク中、神谷は「寒いところはすごく苦手ですが、北海道は空気が澄んでいて、太陽が当たっていると冬でもすごく気持ちいいですね」とほがらかにコメント。

一方、岡本は「何度か北海道は来たことありますが、雪まつり開催中に来られてよかったです。自分の出演作品の雪像とも写真が撮れました」と楽しそうに答えた。また、イベント前日に神谷と一緒に北海道の海鮮を、さらにイベント当日にはスープカレーを食べたと明かし、「何を食べてもおいしいけれど、じゃがバターが特においしかったです」と笑みを浮かべた。

MCの島田が“怪談”について話を振ると、神谷は「怪談はほとんど初めて。ここが怖がらせどころだなというのを自分で決めていかないといけない。あと、ぼーっと聞いていると“何の話だったんだっけ?”ということになり得るので、聞いてくださる皆さんの姿勢も大切です。よろしくお願いします!」と観客にアピール。

そして、「怪談は朗読の中でも特殊ですよね」と神谷が語ると、岡本も深くうなずき、怪談の難しさを2人とも抱いたことが明かされた。岡本は「どぎつく怖いというよりは、どこかおかしな話ということが多い。どう工夫して伝えていくかが難しい」と聞きどころを語った。

この後、島田から「狂気を帯びたキャラクターを演じることが多い」と話を振られた岡本が、「そうなんです。神谷さんに『のぶくんは心がないもんね』と言われてしまうほど。でも、そんなことはありません。ドラマを見てすぐ泣くし、心もあるんです」と弁解すると、「そういうところだよね」と神谷がツッコみを入れるなど、2人の信頼関係をうかがわせる場面もあった。

また、神谷と岡本の2人に対し、MCの小川が「私がアニメを好きになったきっかけの方々なので、大御所の大先輩とご一緒できてうれしいです」と話すと、神谷が「大御所と言われると年寄りみたい(笑)」と笑いを誘う一幕もあり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

札幌出身の野水は、北海道で怪談師として活動する匠平の怪談を1本朗読した後、匠平と共にトークを繰り広げた。

「実は怪談やホラーが大好き」という野水は、「怖いは楽しい! これからもこういうお仕事をしていきたい」と笑顔でコメント。匠平は「北海道は日本全国から集まって開拓された土地なので、日本中の怪談が集まると言われている。四国に出てくるはずの妖怪が札幌に出てくる怪談もあるんですよ」と、北海道の怪談の特徴について伝えた。

なお、「九丁目怪談会」は、放送から1週間、NHKラジオ「らじる★らじる」で聞き逃し配信を行う予定。

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