猫には『仲間の死』が理解できている?4つの悲しみサインと、フォローの方法

猫が見せる4つの悲しみサイン

多頭飼いなどで同居しているペットが亡くなった場合、その子との関係性によって猫の態度は変わります。

普段と変わらぬ様子や、嬉しそうにする猫もいれば、飼い主と同じように悲しそうにする子もいます。

猫にも飼い主と同じように、ペットロスによる悲しみはあるようです。

1.仲間のお気に入りの場所から離れない

生前に仲間のいたお気に入りの場所から離れず、別れを惜しむような行動を見せることがあります。

写真や亡骸のそばから離れないなど、仲間の存在を感じられる場所にいたがる傾向があるようです。

2.仲間を探して歩き回る・鳴く

部屋中を歩き回って仲間を探したり、仲間を呼ぶように鳴いたりすることが増える場合があります。

落ち着きなくウロウロしているときは、仲間の姿を探しているのかもしれません。

3.飼い主のそばから離れない

悲しむ飼い主と同様に、猫も悲しみのあまり飼い主から離れなくなったり、甘えたりすることが増える場合があるようです。

4.食欲不振・元気がなくなる

ごはんを食べなくなったり、動くことが少なくなったりするようなら、猫も仲間を失って落ち込んでいるのかもしれません。

猫のペットロスはどう対処する?

生前の仲間との関係性によって、猫のペットロスの度合いは異なります。

  • 仲が良かった
  • 血縁関係がある
  • 一緒に寝ていることが多い
  • 二匹しかいない

といった場合、ペットロスの症状が出てしまう可能性があります。

長ければ半年近く落ち込んでしまう子もいるので、猫の状態によっては適切なケアをする必要があります。

飼い主との時間を増やす

無理に構う必要はありませんが、猫のそばにいる時間を増やして寂しさを軽減させてあげましょう。

遊ぶことでストレスの発散にもつながるので、様子を見て撫でたり遊んだりしてあげてください。

美味しいご飯をあげる

美味しいものを食べると元気が出るのは、人も猫も同じです。

落ち込んで食欲が落ちている場合は、食べられそうなおやつをあげるのも良いでしょう。

与えすぎには注意ですが、猫が喜ぶ時間を作ってあげることが大切です。

時間が過ぎるのを待つ

仲間を失った悲しみが癒えるまでは、やはり時間がかかります。

無理に気をそらそうとするのではなく、飼い猫が落ち着くまで寄り添うようにしてあげることが必要です。

まとめ

愛しいペットが亡くなったとき、悲しむのは飼い主だけではありません。

残された子がつらい思いをしないように、フォローしてあげることも大切です。

元気のなさが続いたり、食事の量が極端に減ったりしてしまっているのであれば、一度動物病院へ連れていくことも必要かもしれません。

猫の様子をよく観察し、共にペットロスを乗り越えていけるようにしましょう。

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