岡山県内は20日未明から広い範囲で濃い霧に覆われた。岡山地方気象台によると、前日からの雨で湿度が高まり、風も吹かなかったため発生した。
気象台は20日午前3時34分に県内全域に濃霧注意報を発表。水平方向で見通しが利く距離「視程」が津山市で同6時40分に90メートルほどに低下。岡山市中心部は同9時10分に1.7キロほどになり、ビル群が白いベールに包まれた。
朝までの最低気温は岡山市中心部12.7度(平年0.8度)倉敷市12.5度(1.0度)津山市11.5度(氷点下0.8度)―など全16観測地点で5月下旬から4月下旬並みとなった。
岡山桃太郎空港では濃霧のため一時離着陸できなくなり、東京行きの2便と沖縄行きの1便、東京からの1便が最大約60分遅れ、計約480人に影響が出た。