セブン-イレブンやローソンなどの大手コンビニで利用すると、還元率がものすごいことになるクレジットカードが増えています。
三井住友カードは最大20％還元
最初に仕掛けたのは三井住友カード。2021年2月に開始したのが、対象コンビニなどでカードを利用すると5％のポイントを獲得できる特典です。2023年7月からは、スマホのタッチ決済を利用すると7％還元にパワーアップ。
これに加えて、家族ポイントとして対象の三井住友カードを家族（2親等まで）として追加すると、1名につき1％が追加となり、最大＋5％が追加されます。
また、アプリのログインや提携企業のサービス利用などでもポイントがアップし、対象コンビニや飲食店で最大20％のVポイントを獲得できます。さすがに20％まで還元率を高めるのは難しいですが、10％程度までは獲得できます。
たまるVポイントは2024年4月22日にはTポイントと統合し、Tポイントの加盟店で利用できるようになるのもメリット。
対象コンビニはセブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ。
JCBは最大＋20倍
JCBは2024年3月15日まで「JCBポイントアップ祭」を開催中。JCBオリジナルシリーズで支払うと、対象加盟店のポイントが最大＋20倍です。
対象コンビニは三井住友カードと同様、セブン-イレブンやローソン、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ。
ただし、＋20倍になるのは年会費5万5000円のザ・クラスのみ。年会費が1万円以上のプラチナカードやゴールドカードの場合は＋15倍、年会費無料のJCBカード Sは＋10倍、JCB一般カード（年会費無料条件あり）は＋8倍、年会費無料のJCBカード W／JCBカード W plus Lは＋5倍です。
なお、＋20倍＝＋20％還元ではなく、1倍分は0.5％程度のため最大でも10％超の還元です。
三菱UFJカードは最大19％還元
三菱UFJカード（年会費無料条件あり）もセブン-イレブンやローソンなどで最大19％還元のキャンペーンを2024年7月末まで実施中です。こちらは通常特典の5.5％に加え、さまざまな条件をクリアすると最大19％還元になります。
筆者もどれだけポイントアップするかを試してみましたが、14％還元までは何とかなりました。残りの＋5％は支払い方法で手数料が発生する可能性があるため利用しません。
7月末までとありますが8月以降も最大15％還元となる特典を継続予定です。
ダイナースクラブカードは最大8倍
年会費2万4200円のダイナースクラブカードはセブン-イレブン、ミニストップなどで最大ポイント8倍のキャンペーンを2024年3月末まで実施中。
通常のポイント分が1倍で、セブン-イレブンやミニストップで利用すると＋4倍。オンライン明細確定通知サービスに登録していると＋2倍、ダイナースクラブ公式アプリをインストール・ログインで＋1倍の最大8倍。
今回は各カード利用でポイントアップする対象のコンビニのみを紹介しましたが、コンビニ以外も対象になっているお店はあるため、ポイント還元率が高くなるお店で良く行くお店があれば、対象のクレカを作ってみてもよさそうです。
菊地崇仁
ポイント交換案内サイト「ポイント探検倶楽部」を運営する株式会社ポイ探の代表取締役。さまざまなポイントやカード情報に精通し、テレビや雑誌等で活躍中。著書に『新かんたんポイント＆カード生活』（自由国民社）等がある。
