瀬戸内・冒険の森をリニューアル 市教委、子どもの外遊び施設に

遊具を新設しリニューアルした冒険の森

 瀬戸内市教委は、邑久スポーツ公園(同市邑久町下山田)の「冒険の森」を、子どもたちが外遊びを楽しめる拠点施設としてリニューアルした。人工芝の滑り台などの遊具を新設。子育て世代が集えるスポットとして人気を集めている。

 冒険の森(約1.2ヘクタール)は邑久スポーツ公園の北西にある。市内に子どもが遊べる公園が少ないとの声を受けて、市教委が2021年度から老朽設備の撤去や斜面の雑木の伐採、遊具新設など改修を進めていた。総事業費は約2億5千万円。

 目玉は長さ38メートル、幅5メートルの人工芝の滑り台。隣の体育館で貸し出すそりを使って、滑走を楽しめる。ほかにも子どもが複数人乗れる円形のブランコ、ボルダリング施設のような突起物が付いたコンクリート斜面、親子でくつろげるデッキ、多目的トイレを設けた。

 3日にプレオープン(正式オープンは4月)し、親子連れ約100人が来場。子どもたちは思い思いに遊具を楽しんだ。

 長男(6)と長女(4)と訪れた同市、会社員の男性(39)は「子どもは人工芝の滑り台が気に入ったみたい。近くに遊び場ができたのはありがたい。何度も利用したい」と話していた。

そり遊びが楽しめる人工芝の滑り台

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