汚染水漏れ 原子力規制委「実施計画」違反疑い指摘 福島第一原発

福島第一原発で汚染水が漏れた問題で、原子力規制委員会は法律に基づく「実施計画」に違反する疑いがあると指摘しました。

2月7日、福島第一原発の汚染水を浄化する装置で、排気口から放射性物質を含む汚染水1.5トンが漏えいし、原因は配管の弁の閉め忘れでした。

原子力規制委員会は19日に開かれた会合で、弁の開け閉めを行う責任部署が明確でなかったことや、東電の作業手順書では弁が閉まっていることが前提になっているのに対し、実際には開いていたことなどから、法律に基づく「実施計画」に違反する疑いがあると指摘しました。

これに対し、東京電力は「原因の究明と再発防止に全力を挙げて取り組む」と陳謝しました。

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