中国・江蘇省南京市の景勝地、春節連休の観光客数1548万人

中国・江蘇省南京市の景勝地、春節連休の観光客数1548万人

14日、江蘇省南京市の夫子廟(ふうしびょう)風景区を散策する観光客。(南京=新華社配信/蘇陽)

 【新華社南京2月20日】中国江蘇省南京市文化・観光局はこのほど、2024年春節(旧正月)連休期間(今年は2月10~17日)中、モニタリング対象となる市内重点景勝地・観光スポット、農村観光、文化施設・博物館などの観光客数が前年春節連休比2.2倍の延べ1548万人、観光収入が2.2倍の169億元(1元=約21円)だったと発表した。期間中は市外からの観光客の割合が平均69.4%、うち省外は54.9%と過去最高を記録した。省外からの観光客の送り出し地域は浙江、安徽、山東、広東、上海などの省・直轄市が中心だった。

 市商務局がまとめたデータによると、8連休期間の事業会社156社の売上高は累計18億4千万元、1日平均7.8%増加した。カード決済大手、中国銀聯(ユニオンペイ)傘下で決済システムを運営する銀聯商務によると、南京の文化・観光関連消費の総額は65億3千万元で省内の銀聯カード利用額の18.7%を占め、省内トップとなった。フードデリバリーなど生活関連サービスを手がける「美団」のデータによると、観光客数は省内1位、全国6位。文化・観光関連消費の総額は省内1位、全国7位となった。

 南京の重点モニタリング対象の飲食企業59社の売上高は合計8726万2千元、1日平均9.8%増。来店客数は60万8千人、1日平均は横ばいとなった。

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