過去最少406、県内の労組 4年で41減少、和歌山

和歌山県庁(和歌山市)

 和歌山県は2023年6月末現在、県内の労働組合は406組合で、前年に比べ12組合減少したと発表した。過去最少となった19年から毎年減少。この4年で41組合減少した。

 調査は1972年に開始。組合数は90年の641組合が最多で、以降は減少傾向にある。一方、組合員数も5万1648人と前年より減った。最多だった74年の9万6171人から減少傾向にある。2022年は前年より389人増加したが、23年は829人減少した。

 組合員数の産業別割合は、製造業が20.51%と最も高く、次いで「卸売・小売業」17.90%、「公務」17.56%などとなった。

 主要団体別では、連合和歌山が173組合3万4912人で、県地評は100組合6242人だった。

 地区別では和歌山市が最多の209組合、3万3915人(前年比9組合減、439人減)、次に多いのは田辺・西牟婁の45組合、4393人(1組合減、14人増)だった。

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