麻布十番に「5400万円」で寿司店開業した長嶋一茂、いい店の条件は「波動」の珍回答に寄せられる疑問

2月19日、ゴールデンタイム初進出となった『中居大悟に言いたい人々』(TBS系)が、特番で放送された。

同番組は、ずっと自分の世界にとどまっている“昭和おじさん”代表のMC、中居正広と千鳥・大悟が、さまざまなジャンルの事情通の人々から「新発見=ディスカバー」を教えてもらい、自身の価値観をアップデートするのがコンセプト。2023年9月に『中居大悟と言いたい女』というタイトルで放送され、今回は『中居大悟に言いたい人々』と変更し、ゴールデン帯での初放送となった。

番組1発めのお寿司編では、「回転寿司で満足という中居と、酒のつまみと思っている大悟」の寿司をアップデートするため、長嶋一茂がプレゼンテーターとして登場。「幼いころから高級寿司を食べ続けたその寿司愛は芸能界随一。さらに今月、なんと5400万円かけて自分と仲間のために、お寿司屋さんを開業」と紹介された一茂が、ロケの許可を取るために行きつけの寿司屋に電話するところから始まった。

一茂は、電話の向こうの店主に「お前、握れる? 寿司」と確認すると、そのぞんざいな物言いに、大悟は「寿司屋さんがどうとかじゃなくて、客としてどうなんやろ」と苦笑した。

さらに、番組進行役の田村真子アナから「いいお店って何が違うんですか?」と、いい寿司店の定義を聞かれた一茂は、「いいお店っていうのは、やっぱり素手で、両の手で握ったものを食らうわけだからさ。大将の人柄とかね、自分と波長が合ってるか、つまり波動が合ってるかっていう」と回答。補足で「波動が合ってるかどうかっていうのを見極めて、自分がいいお店がどうかっていうのを僕は判断する」と説明するも「波動?」と、中居と大悟をキョトンとさせた。

また、自らがロケに出向いたシーンでは、平子祐希(アルコ&ピース)を従えて、行きつけの寿司店2軒を訪問。白金台にある寿司店を訪れた一茂は、元漁師の43歳の大将に対して「智晴、よろしく」と挨拶。食レポの大部分をほとんど平子に任せたかと思えば、2軒めに訪れた湯河原の熟成寿司の食レポでは「ちょっと言葉にならない」と、食レポになっていない感想を披露。さらに、「赤身に負けないマグロのうま味が追いかけてきて、ホントに恐怖さえ感じる」と、食レポではまず出てこない「恐怖」というワードを繰り出し、平子にダメ出しをくらった。

最終的には、2軒で一茂おすすめの寿司を食べた平子や、スタジオで熟成寿司を食した中居、大悟の全員が、一茂の寿司の目利きのすごさこそ認めたものの、SNSでは、

《中居と大悟の番組録画してあったんだけど、長嶋一茂が出てきて「お前寿司握れんの?」でもう不快すぎて観るのやめた…》

《金出すだけで物の良さ何も分かってなさそう。良い寿司屋の見極め方は?て聞かれて「波動」って答えてたぞ。霊能者か何か??》

《寿司はうまそうだけど、、、昭和おじさんをアップデートっておじさん同士がじゃれついてるだけだし、(芸風だとしても)人をお前呼ばわりしてるオラついてる長嶋一茂が一番アップデートした方がいいだろ》

など、長嶋一茂の言動に疑問の声が複数あがった。

ちなみに一茂が、麻布十番に開業した会員制の寿司店『NEUTRAL(ニュートラル)』は、毎週火曜日だけ湯河原の寿司店の大将を呼び寄せて、寿司を提供。普段はバー営業とのことだが、「自分と仲間のために」5400万円を投資して、寿司店を開業してしまうあたりも、庶民から「浮世離れ」と反発を買ってしまう要因なのかもしれない。

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