竹久夢二、野出蕉雨…一般家庭に残る書画の数々 福島県会津若松市 福西本店で展示会

一般家庭に残る書画が並ぶ会場

 「市井の書画の展示展」は26日まで福島県会津若松市の福西本店で開かれている。

 一般家庭に残る作品を家人が興味を持って調べ、表具を直し、さらに関わりのある画人の作品を集める―といった経過をたどった書画の数々を並べた。

 協力したのは、いずれも市内在住で元教諭の小林哲郎さん(68)、会社経営者の古川敏さん(64)。市内の東山温泉に逗留した竹久夢二、幕末の会津藩絵師・野出蕉雨などの作品を飾っている。中には、中華民国の政治家で、後に満州国大臣を務めた丁鑑修(てい・かんしゅう)の希少な書もある。

 開幕初日の8日は、小林さんと古川さんによる説明会が開かれた。

 入館料は500円。時間は午前10時から午後5時。火・水曜日は休館。問い合わせは福西本店へ。

(会津版)

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