犬が顔をかく場合、かゆい場合もあればそのほかの理由で顔を掻いている場合もあるそうです。
では、愛犬が顔をかいているとき、どのような対応をすればよいのでしょうか?
「犬が顔をかく理由と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。
犬が顔をかく理由とは?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が顔をかく仕草をみせるとき、多くの場合で目や口のまわり、耳などにかゆみや違和感があることが多いです。
しかし、そのほかでも、かまって欲しとき、ストレスを感じているとき、緊張しているとき、眠いときなどにも顔をかく仕草をする犬もいます。
では、犬が顔をかくこれらの場面について詳しくみていきましょう。
目や口のまわり、耳などにかゆみや違和感があって顔をかく
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がかゆみや違和感からしきりに顔を掻く場合、以下の症状が原因となる場合があります。
- アレルギーやアトピーによる口や目のまわりの皮膚のかゆみ
- 真菌や細菌感染による皮膚炎
- 結膜炎などの目の疾患
- 外耳炎などによる耳のかゆみ
など
犬が人にかまってほしくて顔をかく
犬が人にかまってほしくて顔をかく場合、次のような場面が考えられます。
- 飼い主さんが仕事などでほかのことに集中しているとき
- 飼い主さんのそばにいるのにかまってもらえないとき
- 退屈なとき
など
犬がストレスから顔をかく
犬がストレスを感じて顔を掻く場合、次のような場面が考えられます。
- 叱られているとき
- 動物病院を受診しているとき
- 車、雷、花火などの大きな音が聞こえているとき
- 自分を落ち着かせようとしているとき
など
犬が緊張から顔をかく
犬が緊張していて顔をかく場合、次のような場面が考えられます。
- 来客があったとき
- 動物病院を受診しているとき(診察台の上など)
- トリミング中
など
犬が眠くて顔をかく
犬が眠気を感じていて顔を掻く場合、次のような場面が考えられます。
- 遊び疲れた後
- 食事の後
- 就寝前
など
犬が顔をかくときの対処法
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が頻繁に顔をかく場合は、かゆみや違和感を感じている可能性があるため、目や口周り、耳などをチェックして、必要に応じて動物病院を受診しましょう。
愛犬が特定の場面で顔をよく掻く場合は、退屈していないか、緊張やストレスがないかなどを確認して、生活を見直したり愛犬と多くコミュニケーションをとるようにしましょう。
愛犬がかゆくないのに顔を「ポリポリ」「カキカキ」とかく場合、言葉を話すことができない愛犬からのサインである可能性があります。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください