原英莉花はキャロウェイ最新1Wで開幕へ「初めて45.5インチに」

原英莉花はキャロウェイの最新1Wを投入予定(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前(19日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6576 yd(パー72)

オフを挟んで推薦出場の米ツアーで2024年シーズンの初戦を迎える原英莉花。意外にも(?)クラブセッティングの変更点は多くない。

「(フェアウェイウッドなど)上を(一気に)替えたりすると、だんだんバランスが悪くなってしまう。そこは結構敏感なので、流れっていうのは大事にしながら…」。大きな部位を鍛えることより、「コツコツ小さい筋肉を鍛えて、ケガしないような身体っていうところにフォーカスして取り組んできた」と話すフィジカルトレーニング同様、繊細なクラブ調整を重ねてきた。

キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆ MAX ドライバー(撮影/村上航)

目立つチェンジは「左に行かないのが“マスト”」という基準で選んだ1W。キャロウェイの最新シリーズの中から、「パラダイム Ai スモーク ◆◆◆ MAX」をバッグに入れた。入念な打ち合わせの相手はシャフトメーカーの担当者だったらしく、1Wに装着したUST マミヤ「LIN-Q M40X」も「アタックアングルの調整で0.5インチ短く、初めて45.5にしました」とポイントを明かす。

「自分が気に入ったのが今の1本」とした上で、ゲームの中で出るリアルな“データ”も見極めながら、最適化を図っていくスタンス。「試合になって、どうかなっていうところ。ドライバーに関しては(仮に)悪くても、まだ“策”はあります」。この4日間も全力で結果を求めつつ、シーズンを通した活躍を見据えていく。(タイ・チョンブリ/亀山泰宏)

原英莉花のクラブセッティング(撮影/村上航)

<原英莉花のクラブセッティング>
ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆ MAX(9度)
シャフト:UST マミヤ LIN-Q M40X(長さ45.5インチ、重さ50g台、硬さS)

フェアウェイウッド:ヤマハ RMX VD(3番21度)、キャロウェイ エピック SPEED ◆◆◆(5番18度)
シャフト:UST マミヤ The ATTAS V2(6S)

ユーティリティ:ピン G430 ハイブリッド(4番22度)
シャフト:UST マミヤ ATTAS EZ 370-75S

アイアン:ミズノ ミズノプロ FLI-HI
ミズノ JPX 923 TOUR プロトタイプ(6~9番)
シャフト:UST マミヤ ATTAS FF アイアン 85

ウェッジ:ゾディア プロトタイプ(45度、49度、55度、58度)
シャフト:UST マミヤ ATTAS FF アイアン 95

パター:オデッセイ WHITE HOT OG パター ROSSIE S

ボール:ブリヂストン ツアーB X

ヤマハ RMX VD フェアウェイウッド(撮影/村上航)

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