史実基に「殉教の里」大籠舞台の朗読劇 25日・一関藤沢市民劇場

真剣な表情で練習に臨む出演者ら

 第25回一関藤沢市民劇場「朗読劇 鬼または獣と呼ばれし人々~津梨兵衛(つなしひょうえ) 奥州切支丹(きりしたん)語り~」(実行委主催)は25日、一関市藤沢町の市藤沢文化センターで上演される。300人以上のキリシタンが殉教した同町大籠地区を舞台に、弾圧を受けながらも神の教えに従い続けた人々の無慈悲な運命を描く。

 江戸時代、多くのキリスト教徒が身を寄せ合って生活していた大籠地区の史実を基にしたフィクションで、迫害に屈することなく信仰心を失わなかった村人の姿や世の残酷さを舞台で表現する。

 【公演日程】25日午後2時開演。藤沢文化センター縄文ホール(一関市藤沢町藤沢字仁郷12の5)で。全席自由で入場料は大人千円(当日1500円)、中高生500円(同700円)、小学生以下無料(入場整理券が必要)。同センター、大籠キリシタン資料館などで販売中。問い合わせは実行委(0191.63.5516)へ。

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