「ハタテの不在がとても大きい」首位陥落のセルティック、旗手怜央離脱の影響を“敵選手”が語る「スピードやエネルギー...彼がいないのに気付くと思う」

セルティックはここ3試合で2回目となるドローで、ついに首位から陥落した。

2月17日のスコットランドリーグ第26節で、ブレンダン・ロジャーズ監督のチームは、キルマーノックとホームで1-1と引き分けた。前半に古橋亨梧のゴールで先制するも、終了間際のアディショナルタイムに失点している。

2週間前のアバディーン戦で1-1と引き分けていただけに、サポーターは不満を募らせている。宿敵レンジャーズに2ポイント差の2位に転落したとあれば当然だろう。

地元メディア『footballscotland』によると、同リーグのマザーウェルでプレーするDFのアンディ・ハリデーは「昨季はマエダ(前田大然)だろうがジョッタだろうが、サイドの高い位置をとって、ボールを持ったらポジティブに前にいっていた」と、現在のセルティックは両サイドが課題のひとつとの見解を示している。

「だが、ニコラス・キューンはインサイドに入っていきたがる。いつもワンツーを狙うが、狭いところにいくんだ。そこからキルマーノックのゴールも許した。ルイス・パルマも得意の右足でインサイドに行きたがる。そしてまたスペースが閉ざされるんだ」

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一方で、ハリデーは「少しスローでテンポを上げていく必要があるような、キルマーノック戦のような試合で十分に語られていないと思う。レオ・ハタテの不在がとても大きいと思うんだ」と、旗手怜央を負傷で欠いている影響にも言及した。

「彼がつくり出すことやスピード、エネルギー。ああいう試合では、本当にどれだけ彼がいないのかに気づくと思う」

アジアカップでの負傷で昨年末に続き、再び戦列離脱を余儀なくされてしまった旗手。セルティックにおいて日本代表MFが抜けた穴は大きいようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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