世界卓球公式SNSに猛反発!サッカー韓国代表“卓球騒動”のソン・フンミンを風刺「選手に触れないで」と投稿も批判が相次ぎ削除

韓国・釜山で卓球の世界選手権団体戦が開催されているなか、ちょっとした騒動が起こった。韓国紙『朝鮮日報』によると、国際卓球連盟(ITTF)の子会社にあたるワールドテーブルテニス(WTT)が公式X(旧ツイッター)にサッカー韓国代表のソン・フンミンの写真を掲載し、「卓球選手には触れないで、ソン」「とくに韓国で開かれている2024年世界卓球選手権に関してね」と投稿。これが韓国国内で物議を醸した。

韓国代表キャプテンのソン・フンミンは、1月から2月にかけてカタールで行なわれたアジアカップの準決勝の前夜、宿舎で年長者らが食事をしているにもかかわらず、早めに食べ終えたイ・ガンインら若手メンバーが卓球に興じて大騒ぎしたため、注意と自制を求めた。しかし31歳のソン・フンミンに、23歳のイ・ガンインが反発。両者がもみ合いとなり、大一番の前夜にチームの和が乱れた。翌日の準決勝ヨルダン戦は、枠内シュート0本に終わる低調な内容で敗退した。
この“卓球騒動”が明らかになると、韓国国内で大きな話題となった。年長者でキャプテンのソン・フンミンに楯突いたイ・ガンインはSNSで謝罪したものの、韓国サッカーファンが大バッシング。本人に加えてイ・ガンインを広告塔に起用しているスポンサー企業にも火種が飛び、イ・ガンインの広告を取り下げる事態に追い込まれた。イ・ガンインへの大バッシングは現在も続いている。

そんななか、WTTが卓球を咎めたソン・フンミンが頭を抱える写真とともに、「卓球選手には触れないで」と風刺的に投稿。サッカー韓国代表の“卓球騒動”と、韓国で開催されている卓球世界選手権を掛け合わせた。これが韓国国内で物議となり、「ソン・フンミンを利用するな」「嘲笑的な投稿だ」といったコメントで溢れ、WTTはこの投稿を削除している。

韓国では現在、良くも悪くも“卓球”が大きな話題となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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