「さぬき浜街道」4車線化へ向け“五色台トンネル” 貫通式 香川県沿岸部を走る幹線道路

香川県の沿岸部を走る幹線道路「さぬき浜街道」の4車線化に向けた動きです。高松市と坂出市を結ぶトンネルが2本に増え、その貫通式が行われました。

(茅原淳記者)
「さぬき浜街道・4車線化のため、高松と坂出を結ぶ1370メートルのトンネルがつながります」

現在のトンネルの南側に作られた2本目の五色台トンネルの貫通式には、香川県の池田知事をはじめ関係者が出席し、貫通を祝いました。

さぬき浜街道は、1981年に高松市香西北町~坂出市林田町を有料区間として供用が始まり、料金徴収期間が終了した2011年から無料化されました。

約7キロの区間が対面2車線となっていますが、無料化されたことで交通量が約3倍に増えたことなどから、香川県が2019年度から130億円をかけて4車線化の工事を行っています。

瀬戸中央自動車道の坂出北インターがフルインター化されることもあり、物流機能の強化にも期待がかかります。

(池田豊人香川県知事)
「2車線と4車線では、交通の安定性が断然違いますので、今進めている企業立地にすごく弾みがつくと思いますし、災害の時の迅速な復旧こういった面でも大きな効果があると思います」

トンネルの開通で、さぬき浜街道の4車線化は高松市と坂出市の間で最終段階に入り、2024年度末ごろの供用開始を目指して工事が続けられます。

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