ニューラリンク治験者が回復、考えるだけでマウス操作=マスク氏

[20日 ロイター] - 新興企業ニューラリンクが実施した超小型デバイスを人間の脳に埋め込む初の臨床試験(治験)について、創設者のイーロン・マスク氏は19日夜、被験者は思考によってコンピューターマウスを動かせるようになったと明かした。

「経過は良好で被験者は完全に回復したようだ。考えるだけでマウスを画面上で動かすことができる」とX(旧ツイッター)のスペースイベントで述べた。

被験者からできるだけ多くのマウスボタンのクリックを得ようとしていると話した。

ニューラリンクは動作をコントロールする脳の部位に脳とコンピューターをワイヤレスでつなぐインタフェースを手術ロボットを使って埋め込んだ。思考によりコンピューターのカーソルやキーボードを制御できるようにすることを治験の目標としていた。

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