屋根から作業員が転落して死亡 対策怠った疑い、業者など書類送検

大津労働基準監督署

 大津市で工事中の民家の屋根から男性作業員(47)が転落して死亡した事故で、大津労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで、男性を雇用していた堺市の塗装工事業者の代表者(48)と、大阪市の元請けのリフォーム工事業者と同社の現場責任者(54)を書類送検した。

 書類送検容疑は昨年11月15日、大津市柳川1丁目の2階建て民家で行われた外壁と屋根の改修工事で、高さ6メートルの屋根上で霜を除去する作業をさせる際、手すりや囲いを設置するなどの転落防止措置を講じなかった疑い。

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