2月なのにもう夏日 8地点で記録、奄美市は6月上旬並み27.6度 鹿児島県内

浜辺で水遊びする親子連れ=20日正午すぎ、大和村国直

 鹿児島県内は20日、南から暖かく湿った空気が流れ込み、33観測点のうち18地点で最高気温が今年最高となった。奄美地方では奄美市で6月上旬並みの27.6度を記録するなど8地点で25度以上の夏日となった。

 大和村の国直海岸では、親子連れらが波打ち際で水遊び。昨年4月に奄美大島に転居した奄美市名瀬の主婦中馬麻衣子さん(34)は娘の彩葉ちゃん(3)を連れ、「海の水が気持ちいい。子どもが熱中症にならないよう水分補給に気をつけたい」と話した。

 県本土ではさつま町の24.7度など夏日に迫る所もあった。鹿児島地方気象台によると、この冬はエルニーニョ現象で冬型の気圧配置が弱く、気温が高い。18日までの2月の平均気温は鹿児島市12.7度、奄美市17.6度と平年より2~3度高い。

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