青木崇高×細田佳央太×富田望生×山崎静代ら、『テレビ報道記者』出演決定 予告編も公開

芳根京子と江口のりこがW主演を務める日本テレビ開局70年スペシャルドラマ『テレビ報道記者 ~ニュースをつないだ女たち~』の追加キャストとして、青木崇高、細田佳央太、富田望生、中村中、山崎静代、坂東彌十郎の出演が発表された。

本作は、日本テレビの報道記者ら80人に徹底取材を行い、実話をもとにテレビ史に残るニュースの裏側を描くヒューマンドラマ。日本テレビの報道局を舞台に、オウム真理教事件、秋葉原無差別殺傷事件、女子大学生殺人放火事件と時効撤廃、東日本大震災、新型コロナウイルスなど、時代を象徴するような大ニュースと、それらのニュースを伝えてきたテレビ報道記者たちの各世代ならではの悩み、迷い、葛藤を描くことで、あらためて昭和・平成・令和を振り返る。

プロデューサーを務めるのは、日本テレビで『家売るオンナ』『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』『ブラッシュアップライフ』などの作品を手がけてきた小田玲奈ら。脚本は、『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)、『個人差あります』(東海テレビ・フジテレビ系)のひかわかよが手がける。

芳根が演じるのは、コロナ禍直前の2019年に日本テレビに入社、慣れない取材に悪戦苦闘しながら働く社会部の記者の和泉令。江口は、2003年に日本テレビに入社、都内の殺人事件などを取材する「警視庁記者クラブ」に配属され、結婚・出産後も悩みながら働く記者の真野二葉を演じる。

青木が演じるのは、日本テレビ報道局の報道カメラマンで、真野(江口のりこ)の夫・須貝辰哉。さらに、和泉(芳根京子)の恋人で会社員の西原宏樹を細田、和泉が新型コロナウイルスの感染拡大の取材で出会う老人ホームの介護スタッフ・柳田皐月を富田、真野の後輩でトランスジェンダーを公表して働く報道局デジタル班の記者・高梨和美を中村、長年記者たちが通う焼き肉屋の店主・カンを山崎、時効撤廃のために活動する元警察署長・海老名雄一を坂東がそれぞれ演じる。

あわせて公開された予告編では、オウム真理教事件、秋葉原無差別殺傷事件、東日本大震災、新型コロナウイルスなど、実際の“あのニュースの裏側で”真実を届けるために戦った報道記者たちの葛藤が描かれている。

■コメント
・青木崇高(須貝辰哉役)
我々が普段目にするテレビのニュース。
その裏には報道に関わる方々の強い信念を感じました。
そして当然、そこには一人ひとりの人生があります。
悩み、苦しみ、それでも「正しく伝える」ことに徹底してこだわる。
そんな方々を誇りに思うと同時に、今回のドラマに関われたことを嬉しく思います。

・細田佳央太(西原宏樹役)
本を読んだ時には、観る人によっては、宏樹は嫌われてしまうかもしれないと思ったのですが、衣装合わせの時に監督や、プロデューサーさんから「嫌な奴に見せたくない。彼なりの優しさを持って和泉と接して欲しい」と言って頂けて。
その時に方針がガッチリと固まったので、皆様にしっかりと届くと嬉しいです。
僕は1日だけの撮影だったのですが、お久しぶりの再会に嬉しく感じたり、あるシーンでは何度もお芝居をリテイクしてしまったりと良い意味で気持ちが沢山動いたので、あっという間でした。
3年ほど前より「コロナ」に対しての距離感が大きく変わった中で、あの時に最前線で情報を届けてくださっていた記者やアナウンサーの方々の日常が皆様にとってどう見えるかがとても楽しみです。是非ご覧ください。

・富田望生(柳田皐月役)
報道記者に取材される側であるということに、とても緊張感のある撮影でした。
物語る言葉や雰囲気、カメラがこちらを向いてる状況が、まさに“やけにリアル”で。
マイクが心臓の音を拾うのではないかと思う程、手に汗握る時間でした。
『だが、情熱はある』の狩山俊輔監督に、馴染みのあるスタッフの方々。
“やけに信頼”のある空間での新しいセッションは、少し恥ずかしく、なんとも嬉しかったです。

・中村中(高梨和美役)
実際に起きた事件を扱うドラマという事もありオファーをいただいてから撮影終了まで常に気持ちが張り詰めていました。
私が演じた高梨は、警視庁記者クラブに勤務経験のある数人の記者の方の体験を合わせた人物です。そのうちの一人で、トランスジェンダーの女性である事を公表して働く谷生俊美さんから「トランスジェンダーを演じるのは当事者であって欲しい」との希望がありました。
私は、経験した事のない人物を演じる事は、その人物に触れ、理解を深める事でもあると思うので悪い事だとは思いません。
ですが谷生さんは過去にトランスジェンダーを非当事者が演じる何かを観て納得出来なかった経験があるのかも知れません。
放送に携わる立場から考えた選択だとも思うので、その事も念頭に置いて撮影に臨みました。
働き方についても訴えているドラマなので、部下がいる方も上司がいる方もそれぞれに発見があるドラマだと思います。

・南海キャンディーズ 山崎静代(カン役)
テレビ報道記者のドラマと聞いて、記者の役なんてやったことないし、できるかなぁと不安に思っていたら、焼肉屋のマイペースなおばちゃんの役でした笑
役の中で私はいろんな時代を生き、いろんな記者さんと接することができたので、すごく得した気分で楽しい撮影でした。

・坂東彌十郎(海老名雄一役)
台本を読ませていただいて、実際にあった事件や出来事のお話で、殺人事件などの時効制度の廃止に尽力された方々の努力に感動し、ぜひ出演させていただきたいと思いました。
私の出させていただいた部分は多くはありませんが、時効と長く戦ってきた方の大切な記録です。この作品に参加できて良かったと思っております。
報道の方々の努力の歴史を感じ取っていただければ幸いです。
(文=リアルサウンド編集部)

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