片づけのプロが意識して溜めないようにしているもの4選

どんなに片づけても、日々いろいろなものが溜まっていって、気がつくとこんなにたくさん!ってこと、ありませんか?

意識していないと、ものはどんどん溜まっていきますよね。プロはどんなことに気をつけて、溜めないようにしているのでしょうか。

整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

1.サンプル類

化粧品やシャンプーなどのサンプル。

くれるならもらっておこう、となりがちなアイテムです。通販で購入するとサンプルサイズのものがおまけでついてきたりもしますね。

旅行のときに使う、というのはよく聞きますが、その旅行先のホテルにもアメニティがそろっていて、結局またそれを持ち帰ってきたりもします。

化粧品などは使用期限もあるものですし、せっかくの楽しい旅行先で初めて使ってトラブルが出てしまったら、台なしになってしまいます。

使ってみようと思ってもらったのなら、しまいこまずにさっさと使ってしまいましょう。そうすれば溜まることはありません。すぐに使えるように、毎日使うものと同じ場所に置いておくと忘れません。

2.ストック

まだあるのにセールの度に同じものを買ってきていませんか?食品も消耗品も、定期的にセールはあります。

まったくないのは不安になるなら、何個あれば足りるのかを決めておきましょう。たいていのものは、最後のひとつを開けてから買ってきても十分間に合います。

片づけられない方は使いかけのものが何個も出てくることもよくあるんです。いくつあるのかを把握できていないので、以前開封したのを忘れてまた開けてしまうんです。

シャンプー類は使っているもののほかにストックは1つずつ。

洗剤は大容量のものを使っていますが、最後の詰め替えをしてから新しいものを買うようにすれば余分なストックで収納があふれることはなくなりますよ。

3.わりばしやスプーン&フォークなど

コンビニやスーパーでお弁当などを買ったときにつけてくれるわりばしやスプーン、フォークなど。

今は無条件に袋に入っているのではなく、必要か確認してくれることが増えました。家で食べるのならもらってこないのが1番。必要なとき以外はお断りするようにしています。

それでもときどきつけてくれることがあって、いくつかは溜まっていきます。断水したら洗うことができなくなるので、非常用として保管しています。非常用も十分確保できたあとは、会社へもっていって忘れた人が使えるように予備として置いて使ってもらっています。

4.もらいもの

もらったものは、手放しにくいですね。食べ物ならすぐに消費してしまう。消耗品は使っているものがあれば次に使うようにストックとして置いておく。

食べ物も消耗品も、好きではないものだったり量が多すぎたりするときは周りの人たちへおすそわけするようにして、食べきれる量、使い切れる量に。

それ以外は、本当に自分が使いたいと思うか、必要かどうかで決めます。

たとえば先月いただいたもろもろ。
大量のウェットティッシュはありがたいですが、こんなには使い切れません。職場で配ってきました。
コーヒーミルは手動も電動もすでに持っているので、出番がありません。たまたまその話をしたら、ほしい!と言ってくれた方がいたので、差し上げることに。

もらいものは、もらった時点でその役目は終えているんです。

もちろん、自分のためにわざわざ選んでくれたものもあるでしょうけれど、好みでないものをしまいこんでおくだけではかえって失礼かもしれません。

それなら喜んで使ってくれる人にゆずる方がよい、と思っています。

必要以上にもたない

なににしても、使い切れる量を意識してそれ以上にもたないようにすることで、気づいたら溜まっていた!を防ぐことができます。

人が管理できる量は限度がありますし、収納にも限りがあるので、自分に必要な量をキープするようにすることが大切ですね。

■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。インスタグラムは@smiley_life_sakura。

編集/サンキュ!編集部

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