モドリッチ、今季終了後にコーチ転身の可能性が浮上…引退を決意した場合は指揮官のもとで活動か

レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチに、今シーズン終了後のコーチ転身の可能性が浮上した。20日、スペイン紙『アス』が伝えている。

現在38歳のモドリッチは、母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブの下部組織出身で、トップチームデビュー後は複数のクラブへの武者修行を経験。クラブに復帰後は中心選手として活躍し、2008年5月にトッテナムへと移籍した。2012年8月から在籍するレアル・マドリードでは、加入初年度から中盤で定位置を確保すると、2017-2018シーズンからは“背番号10”を着用。クラブのラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)の3連覇に貢献するなど、合計「24」のタイトルを獲得してきた。

2023年6月にレアル・マドリードとの契約を延長したことで、クラブ在籍12年目を迎えたモドリッチ。しかし、今シーズンは若手選手の台頭により出場機会が減少し、ここまでのリーグ戦では20試合に出場しているものの、ピッチに立った時間は合計1015分にとどまっている。

そんな“白い巨人”からの退団も噂されるモドリッチだが、『アス』は今季終了後に同選手がコーチへと転身する可能性が浮上したと報道。指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督は、モドリッチの選手としての能力に加え将来の指導者としての能力を高く評価している模様で、今シーズン限りで同選手が現役を引退するのであれば、来シーズンから自身のスタッフとして働くことを提案したという。だが、モドリッチはこの提案に感謝している一方、現役続行の意向を示しており、移籍の有無に関わらず指揮官からのオファーを断っていると主張した。

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