S&P500の年末目標を5400に引き上げ=UBS

[20日 ロイター] - UBSグローバル・リサーチは20日、S&P総合500種の年末予想を、現値水準を約8%上回る5400に引き上げた。世界の主要証券会社の中で最も高い予想水準となる。1月時点の予想は5150だった。

UBSは「(米国の)インフレ率の上昇は株価にプラスに働く傾向がある。力強いインフレ圧力は、価格決定力の上昇を意味し、利ざやにプラスになる」と指摘。経済指標は年初以来、好調とした。

またS&P500構成企業の2024年の1株当たり利益予想を235ドルから240ドルに引き上げた。増益率は9.1%。市場予想は10.5%増だった。

UBSはまた、融資基準の緩和などを理由にS&P金融の投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。

一方、S&Pヘルスケアを「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げた。

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