ロシアのプーチン大統領は20日、ショイグ国防相と大統領府で会談し、ロシアが宇宙空間で核兵器を使用する可能性があるとの米メディア報道を否定した。ショイグ氏も「核兵器も、衛星攻撃兵器も宇宙に配備する計画はない」と明言した。国営テレビが中継した。
プーチン氏は「ロシアは宇宙への核兵器配備に強く反対してきたし、現在も反対だ」と述べた。欧米が配備しない限りロシアが先に配備することはないと強調した。
ショイグ氏は、バイデン米政権がウクライナへの軍事支援で議会の同意を得る狙いがあると指摘。米ロ間の戦略的安定のため、核軍縮交渉の再開も目指しているとの見方を示した。(共同)