2月21日から「火災予防作品展」、3月2日には「防火まつり」 パレードなどで火災予防を呼びかけ

 火災の発生しやすい時期を迎え、3月1日から7日にかけて全国一斉に「春の火災予防運動」が行われる。それに合わせて山口市内でも、「火災予防作品展」と「春の防火まつり」が実施される。

 

 

火災予防作品展

 山口市内から応募された火災予防を呼びかける作品98点が展示される。これらは、山口県などが主催する「火災予防作品」募集において、山口市の一次審査を通過した作品だ。幼稚園・保育園児による絵画8点、小・中学生によるポスター23点と習字62点、65歳以上の高齢者による標語5点が並ぶ。

 日時と会場は、2月21日(水)から28日(水)までがサンパークあじす(山口市阿知須、午前10時から午後8時、2月22日は店休)で、3月1日(金)から7日(木)までは山口井筒屋(山口市中市町3、午前10時から午後6時半)。

募集には、山口市内から1986点と、昨年よりも58点多い作品が寄せられた。内訳は、絵画189点、ポスター113点、習字1670点、標語14点。県の二次審査の結果はウェブサイト(https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/7/14186.html)に発表されている。

 

 

春の防火まつり

 3月2日(土)午後1時半から3時まで火災予防作品展を開催中の山口井筒屋(山口市中市町3)エントランス広場をメイン会場に開かれる。

 レノファ山口FCのマスコットキャラクター「レノ丸」に1日消防長を委嘱し、山口市消防音楽隊による演奏や、火災予防作品の表彰伝達式、幼年消防クラブ員(湯田幼稚園児)によるダンス発表が行われる。

 防火パレードは2時40分から。消防職員、消防団員、学生消防団、婦人防火クラブ、幼年消防クラブのメンバーら総勢約130人が参加し、音楽隊の演奏に合わせて山口井筒屋前からアーケード街を通り、白石地域交流センターまで歩く。

 

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山口市消防本部によると、2023年に発生した火災は64件(前年比22件減)。内訳は、建物27件、林野1件、車両6件、その他30件だった。野焼きが原因の火災は、前年の36件から6件減少したが、同本部は「春は空気が乾燥し、火災が発生しやすい時期。一人一人の心がけで、大切な命と財産を守ってほしい」と、注意を呼びかけている。

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