昨年12月にはリヴァプールで月間MVPを受賞した日本代表MF遠藤航。
アジアカップから帰還すると、17日のブレントフォード戦ではフル出場で4-1の勝利に貢献している。
ただ、かつてトッテナムやアストン・ヴィラで監督を務めた元イングランド代表ティム・シャーウッドは、『Premier League Productions 』でこう述べていたそう。
「後ろから前線を見てくれ。彼らはとても速いが、中盤は好きではなかったね。あのポジションのアレクシス・マカリステルは好きじゃなかった。遠藤も好きではなかった。彼らのパスレンジ、ディフェンスに休む暇を与えないために素早く出す」
遠藤が好きではないと言い放っていたようだが、現地でもこの発言は疑問視されているようだ。
『TBR Football』では、「遠藤はリヴァプールでプレーするごとに素晴らしいプレーを見せている。今季のいい獲得選手のひとりだろう。シャーウッドには気に入らない点があるようで、そういう見方をするのは十分にフェアなものだが、何が気に入らないのか、単にパスレンジが狭いというだけでなく、もう少し技術的な分析があってもいいのではないか」と伝えている。
また、『Empire of the Kop』でもこう伝えていた。
「元プレミアリーグ監督が不可解な遠藤批判…リヴァプールファンも顔をしかめる。
遠藤は素晴らしい補強になっているが、この31歳は誰からも好まれているわけではないようだ。シャーウッドは遠藤に対してかなり不可かな批判をしたのだ。
ユルゲン・クロップ監督のリヴァプールにおける遠藤の主な任務は、昨季欠けていた圧倒的な中盤のエンフォーサーになることだが、ブレントフォード戦では見事なパフォーマンスを見せ、その役割を見事に果たした。
プレミアリーグで指揮を執った経験のあるシャーウッドなら、この31歳の選手のようにチーム全体のためにポゼッション外で勤勉に働く選手をもっと評価するはずだ。
この日本代表のキャプテンが定期的にファンを湧かせる瞬間を演出しないからといって、わずか1600万ポンド(30億円)というバーゲン価格で獲得したリヴァプールにおいて、かけがえのない貢献者でないということにはならない。
クロップやチームメイトに聞けば、遠藤のパスレンジについて何の疑問も抱かないだろう。シャーウッドのコメントには、レッズファンも信じられないと顔をしかめるかもしれない。」
リヴァプールからするとシャーウッドの発言は的外れな指摘のようだ。