JR九州の新D&S列車「かんぱち・いちろく」、デザイン&ロゴ決定 2024春デビュー

「かんぱち・いちろく」外観とロゴ

JR九州は、2024年春の福岡・大分デスティネーションキャンペーンにあわせて運行を開始する新しい特急D&S列車「かんぱち・いちろく」の外観、内装、車両レイアウト、ロゴマークの詳細を発表しました。

「かんぱち・いちろく」は、鹿児島のデザイン会社「株式会社 IFOO」が手がけます。列車はキハ47、キハ125、キハ47で組成した3両編成。光沢のある黒を基調としたデザインで、ゆふ高原線の路線図(久留米~大分)をモチーフにしたゴールドラインが特徴です。車体には、ゆふ高原線の駅名を表すエッジラインも描かれており、沿線の景色が映り込むことで、雄大な風景を表現しているとのことです。

「かんぱち・いちろく」ロゴ

©JR九州

ロゴマークは、由布岳をモチーフにした冠が数字の「八」を形作り、沿線を流れる川を表す「一」が6つ集まって「六」を描いています。

「かんぱち・いちろく」編成の概要

©JR九州

「かんぱち・いちろく」1号車

©JR九州

列車は3両全席がグリーン席です。1号車は大分・別府エリアの風土をモチーフにしたデザインで、火山や温泉を想起させる赤を基調としたソファ席が設置されています。テーブルには大分産の杉が使用され、天井や手摺も杉板で統一されています。

「かんぱち・いちろく」2号車(ラウンジ杉)

©JR九州

2号車「ラウンジ杉」は、樹齢約250年の杉の一枚板カウンターと日田の底霧をイメージした天井で、日田の豊かな自然を表現しています。この車両では、ビュッフェも設置され、ゆふ高原線沿線の飲食類や、列車のオリジナルグッズなどの販売も予定されています。

「かんぱち・いちろく」3号車

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「かんぱち・いちろく」3号車畳個室

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3号車は、福岡・久留米エリアの風土を反映したデザインで、沿線の雄大な平野や山々を想起させる緑と、福岡の県章にも使われる青をベースとした空間です。この車両には畳個室もあり、大きな窓からは沿線の景色が楽しめるとのことです。

なお、運転日、発売日、価格、販売方法などの詳細については、決定次第、順次公表される予定です。

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