お腹の子が女の子だと知ると、義両親「今回は残念だったね」露骨な性差別に絶望 → すると、救世主が!

子供は健康に生まれてきてくれるだけで幸せなこと。しかし、いまだに「第一子は男の子であるべき」という古い考えを押し付けてくる人がいます。今回は、筆者の知人Aさんから聞いたエピソードをご紹介します。

性別判明に喜ぶも、義両親はガッカリ

Aさんは妊娠中に、お腹の子が女の子だと分かりました。

それを知った夫は、「女の子か〜。悪いことしても叱れないな〜」と早くもデレデレに。Aさんも「大きくなったら一緒に旅行とか行きたいな」と妄想を膨らませていました。

そんな中、近くの義実家に用事があったので、一人で向かったAさん。すると義両親が「赤ちゃんの性別は分かった?」と聞いてきたので、女の子だと伝えました。

これを聞いた義両親は深くため息をつきます。そして、義父は顔色を変えてこう言ったのです。

「今回は残念だったね。まぁ思い通りにはいかないものだな」

女の子は残念なのか?

勝手に残念がる二人に、Aさんは怒りがこみ上げます。

「何が残念なんですか?」

Aさんが食って掛かると、義母が呆れた顔でこう言ったのです。

「だって女の子なんてお嫁に行ったら終わりでしょ? やっぱり早く跡取りが欲しいわ」

これに深くうなずく義父を見て、「自分の義両親がこんな古い考え方の人だったなんて……」とAさんはショックを受けます。

それと同時に「女の子だと喜んでもらえないんだ」と、Aさんはお腹の子に申し訳ない気持ちになりました。

救世主が登場し、義両親は大慌て!

そのとき、ドタドタドタ! と、急いで階段を降りてくる音がしました。

「ちょっと、 Aちゃんと赤ちゃんに失礼でしょ! いいかげんにしなさいよ!」

たまたま義実家に来ていた義姉が、二階で話を聞いていたのです。居てもたってもいられなくなった義姉は、義両親にこう告げました。

「じゃあ私は生まれてきてガッカリしたんだね。お嫁に行った私は家族じゃないってことか。もう来ないわ」

これに義両親は「そ……そんなことあるわけないじゃない!」と大慌て。義両親の焦る顔に、Aさんは「義姉さん、グッジョブ!」と心の中で叫んだのでした。

まとめ

今回は、助っ人に義姉さんが登場してくれたおかげで、義両親に一泡吹かせることができました。

ただ「女の子は残念」と実の両親から言われた義姉さんの気持ちを考えると、切なくなってしまいます。男の子でも女の子でも子供や孫は可愛いもの。義両親には、これを機に自分の考え方を改めてもらいたいものです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる

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