PSVとドルトムントは痛み分け…マレンが先制弾も、後半にL・デ・ヨングが同点PKを沈める

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが20日に行われ、PSV(オランダ)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。

5シーズンぶりにCLの舞台へ戻ってきたPSVは、アーセナル(イングランド)と同居したグループBで2勝3分1敗という成績を残し、2位通過で決勝トーナメント進出を決めた。一方、ドルトムントは“死の組”と称されたグループFを首位で通過。開幕節ではパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)に0-2で敗れたものの、以降は3勝2分と無敗で駆け抜け、PSG、ミラン(イタリア)、ニューカッスル(イングランド)を抑えていた。

試合が動いたのは24分。ドルトムントは敵陣左サイドでボールを奪うと、エムレ・ジャンが前線へ浮き球のボールを送る。待っていたニクラス・フュルクルクが落とし、マルセル・サビツァーが右へ繋ぐと、ボールを受けたドニエル・マレンが粘ってボックス右へ侵入。相手に寄せられながらも右足を振り抜くと、シュートはクロスバーを叩いてゴールネットを揺らした。マレンが古巣相手に先制ゴールを挙げ、ドルトムントが先手を取りハーフタイムに突入している。

後半に入ると早い時間帯に再び試合が動く。前半から悪くない形でゴールへ迫るシーンを作っていたPSVは、54分に左サイドからの折り返しを受けたマリク・ティルマンがボックスへ侵入。寄せてきたマッツ・フンメルスに倒され、PSVにPKが与えられた。このPKをルーク・デ・ヨングがゴール左下に叩き込み、PSVが試合を振り出しに戻した。

その後はホームチームのPSVがより多くのチャンスを作ったものの、ドルトムントはこれ以上の失点は許さず、試合はタイムアップ。ファーストレグは1-1で終了し、勝負はセカンドレグに委ねられることとなった。

次節は3月13日に行われ、今度はドルトムントがホームにPSVを迎える。

【スコア】
PSV 1-1 ドルトムント

【得点者】
0-1 24分 ドニエル・マレン(ドルトムント)
1-1 56分 ルーク・デ・ヨング(PK/PSV)

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